出版社内容情報
世界の紛争の根底にある、人権弾圧や貧困、資源争奪、ネオリベラリズムによる経済の不安定化などから、私たちはいかにして脱却できるか。本書では、人間(individual)を中心に置き、この世界を上から押さえつけている力(Power)・覇権(Hegemony)と下から国際社会とその営みを支えている理性(Reason)・法(Law)の両面から諸問題にアプローチする。学際的かつ包括的に理解し、解決のためのフレームワークを構築する試み。
内容説明
世界の紛争の根底にある、人権弾圧や貧困、資源争奪、ネオリベラリズムによる経済の不安定化などから、私たちはいかにして脱却できるか。本書では、人間(individual)を中心に置き、この世界を上から押さえつけている力(Power)・覇権(Hegemony)と下から国際社会とその営みを支えている理性(Reason)・法(Law)の両面から諸問題にアプローチする。学際的かつ包括的に理解し、解決のためのフレームワークを構築する試み。
目次
序章(力と覇権、そして国際平和;法:理性と秩序)
第1部 ナショナル/マルチラテラル(理論と歴史、そして現実;法は一方的な武力行使をどのように規制するのか;国際制度、ガバナンスと小国;民主主義と権威主義の相克)
第2部 インディビジュアル(法とヒューマニティ;暴力を解剖する;国際協力を通じた平和構築への挑戦と課題;アイデンティティ・国家とは何か)
第3部 トランスナショナル/グローバル(国連は国際の平和をどのように維持するのか;感染症クライシスを踏まえた資本主義モデル;アフリカとアジア、共通の問題、共通の解決?;ICT・AIテクノロジーの好影響・悪影響)
終章 サステナビリティ 持続可能な社会へ
著者等紹介
福富満久[フクトミミツヒサ]
2009年パリ政治学院(Sciences Po Paris)、Ph.D.国際関係プログラム(Programme doctoral Relations internationales)修了。現在、一橋大学大学院社会学研究科教授(国際政治学・国際関係論)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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