出版社内容情報
「増え続ける文化遺産に私達はどう向き合えばよいのか」。「過去のための文化遺産か、未来のための文化遺産か」。「そもそも文化遺産とは何なのか」。
これらの問いの先にある、文化遺産の〈持続可能な〉未来を考える鍵=「対話的モデル」を本邦で初めて本格的に紹介。世界各地の事例をもとに思想と実践を有機的に結びつけた必読書。
内容説明
「増え続ける文化遺産に私達はどう向き合えばよいのか」。「過去のための文化遺産か、未来のための文化遺産か」。「そもそも文化遺産とは何なのか」。これらの問いの先にある、文化遺産の“持続可能な”未来を考える鍵=「対話的モデル」を本邦で初めて本格的に紹介。世界各地の事例をもとに思想と実践を有機的に結びつけた必読書。
目次
1 ヘリテージはいたるところに存在する
2 ヘリテージの理論化―ヘリテージ、モダニティ、物質性
3 世界遺産前史―概念の登場
4 後期近代とヘリテージ・ブーム
5 批判的ヘリテージ研究と言説論的転回
6 無形遺産と文化的景観
7 ヘリテージ、多様性、人権
8 ヘリテージと記憶をめぐる「問題」
9 対話的ヘリテージと持続可能性
10 過去のための未来?
著者等紹介
ハリソン,ロドニー[ハリソン,ロドニー] [Harrison,Rodney]
ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン考古学研究所教授。専門はヘリテージ研究。オーストラリア国立大学、オープン・ユニバーシティ(英国)などを経て現職。英国、オーストラリア、および北米で、文化・自然遺産管理の領域における教育、研究、実践の幅広い経験を有している
田中英資[タナカエイスケ]
ケンブリッジ大学考古学・人類学部大学院博士課程修了、PhD(社会人類学)。現在、北海道大学大学院メディア・コミュニケーション研究院教授
山本理佳[ヤマモトリカ]
お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士後期課程単位取得退学、博士(社会科学)。現在、立命館大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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