水戸学事始

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  • サイズ 46判/ページ数 317p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784623095155
  • NDC分類 121.58
  • Cコード C0021

出版社内容情報

水戸藩第二代藩主・徳川光圀が始めた『大日本史』編纂は、江戸時代を通じて事業が続けられ、水戸藩に独自の学問を興した。その学問は「尊王攘夷」という言葉を生み出し、倒幕運動の思想的背景となり、明治以後にまで影響を及ぼしている。本書では、教養としての水戸学を、地元目線で概説。『大日本史』編纂のはじまりから幕末の天狗党の乱や戊辰戦争まで、儒教の歴史思想と水戸学の形成過程を分かりやすく解説する。

内容説明

水戸藩第二代藩主・徳川光圀が始めた『大日本史』編纂は、江戸時代を通じて事業が続けられ、水戸藩に独学の学問を興した。その学問は「尊王攘夷」という言葉を生み出し、倒幕運動の思想的背景となり、明治以後にまで影響を及ぼしている。本書では、教養としての水戸学を、地元目線で概説。『大日本史』編纂のはじまりから幕末の天狗党の乱や戊辰戦争まで、儒教の歴史思想と水戸学の形成過程を分かりやすく解説する。

目次

序章 水戸市内に残る水戸学の跡
第1部 水戸学のはじめのはじめ―儒教の歴史と水戸藩の成立
第2部 水戸学のはじまり―水戸藩第二代藩主徳川光圀
第3部 さまざまな歴史のみかた
第4部 「我が東照宮、撥乱反正、尊王攘夷」
第5部 江戸時代の学問と新たな学風の構築
第6部 後期水戸学の中心地・弘道館
終章 幕末志士への水戸学の影響と水戸藩の内部抗争

著者等紹介

松〓哲之[マツザキテツユキ]
1971年生まれ。2003年同大学大学院博士課程哲学・思想研究科哲学専攻単位取得退学。現在常磐大学人間科学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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マーブル

10
天が認めた唯一の帝王が、覇王に命じて夷狄を駆逐する。  中国の理想社会の考えを、日本に翻案する。帝王は天皇であり、覇王は将軍。それ故編まれる歴史は天に認められた正当な唯一の天皇家を示す必要があるし、尊王と攘夷を行えない覇王はその立場を失うのは当然。  そもそも中国の歴史を見ても、そう理想通りにはいっていない。また歴史編纂とはそうした性格があるのだろう。とは言え、そのような意図で生まれた水戸学は、歴史の流れの中でその折々に曲解されたり、一部を取り上げられたりしながら、陰に日向に日本の歴史に影響を与えていく。2023/04/29

Sherlock Holmis

2
隠居したら個人研究を始める予定のためその準備として。言及される学問領域が多岐に渡るゆえか一部には生煮えの記述も見受けられるが、初学者向けながら中国古典との関係性がかなり掘り下げられており興味をそそられる内容。尊王攘夷のルーツということで幕末期の政治外交的文脈に依存したイデオロギーとして語られる場面が多い水戸学だが、それに限らない思想の拡がりを発見できた。2023/06/14

1
なぜ光圀の思想が尊皇攘夷になり先の大戦に利用されたのか疑問だったが本書で謎が解けた。日本の天を天皇1つと定め歴史編纂のため醸成された思想であり、後期では国学等影響を受けつつ「天は夷狄を払って国を守るもの」との『公羊伝』や『春秋』を根拠に尊皇攘夷思想に発展。ペリー来航で幕府が大名に意見を求め斉昭が薩長土の大名らと接触し水戸学が拡大。親藩の家臣は幕府の直属という特異性から藩内で改革派と対立、戊午の密勅で改革派の中から過激派が生まれ天狗党の乱が起き、大量処刑されたため明治に水戸の影がなかったが思想は残ったと。2024/04/08

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