出版社内容情報
権威主義体制だけでなく民主主義体制下でも、クライエンテリズムはなお強靭である。その理由は何か。多様なクライエンテリズムは、どのような異なる帰結を導くのか。多国間比較やさまざまな国の事例から接近を試みる。
内容説明
権威主義体制だけでなく民主主義体制下でも、クライエンテリズムはなお強靱である。その理由は何か。多様なクライエンテリズムは、どのような異なる帰結を導くのか。多国間比較やさまざまな国の事例から接近を試みる。
目次
第1部 クライエンテリズムの多様性とその帰結(クライアンテリズムと民主化―政党レベルデータによる多国間統計分析)
第2部 民主主義体制下のクライエンテリズム(日本政治とクライアンテリズム論について;インドネシアにおけるクライエンテリズムと民主主義;リヒテンシュタイン侯国におけるクライエンテリズム―君主制と民主主義との共存について)
第3部 権威主義体制下のクライエンテリズム(権威主義体制下の経済発展とクライエンテリズム―一党制期コートジボワールを事例に;現代ヨルダン権威主義体制におけるクライエンテリズムの頑強性―2010年代の選挙制度改革の分析から;ロシアの選挙権威主義体制における地方統制―公選制のもとでの知事のローテーション)