出版社内容情報
コトラー教授にとって長年のマーケティング研究と密接に結びついていた「公共の利益」(Common Good)。先人の思想を繙きながら、その役割を明らかにし、民主主義の価値を高め、人類の幸福とウェルビーイングを実現するために「公共の利益」をいかにとらえるべきかを考える。
原書:Philip Kotler, 2019, Advancing the Common Good: Strategies for Businesses, Governments, and Nonprofits.
内容説明
コトラー教授にとって長年のマーケティング研究と密接に結びついていた「公共の利益」(Common Good)。先人の思想を繙きながら、その役割を明らかにし、民主主義の価値を高め、人類の幸福とウェルビーイングを実現するために「公共の利益」をいかにとらえるべきかを考える。
目次
第1部 思想編(「公共の利益」の定義;人類の幸福とウェルビーイングに向けた施策の効果測定;「公共財」の保護と強化;現代における主要な社会問題の識別;活動家・改革者・社会運動 ほか)
第2部 実践編(企業は「公共の利益」のために何ができるのだろうか?;政府は「公共の利益」のために何ができるのだろうか?;NPOや財団は「公共の利益」のために何ができるのだろうか?)
著者等紹介
コトラー,フィリップ[コトラー,フィリップ] [Kotler,Philip]
米国・ノースウェスタン大学経営大学院(ケロッグスクール)S.C.Johnson&Sons特別栄誉教授。シカゴ大学、マサチューセッツ工科大学、ハーバード大学で、労働経済学、経営学・マーケティング等の教育を受ける。マサチューセッツ工科大学にてPh.D.取得(1956年)。マーケティング、ビジネス、社会に関する90冊以上の著作がある。現代マーケティングの父と呼ばれ、著書『マーケティング・マネジメント』(Marketing Management)は第15版(日本語訳は現在12版)で、デジタル化、グローバリゼーション、イノベーション、ブランディングの影響を取り上げている
松野弘[マツノヒロシ]
岡山県生まれ。オーフス大学客員教授、博士(人間科学)。経営学者・社会学者・環境学者。現代社会総合研究所所長・大学未来総合研究所所長。一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会副会長、岡山県津山市みらい戦略ディレクター他。早稲田大学第一文学部社会学専攻卒業。山梨学院大学経営情報学部助教授、日本大学文理学部教授/大学院文学研究科教授/大学院総合社会情報研究科教授、千葉大学大学院人文社会科学研究科教授/千葉大学CSR研究センター長、千葉商科大学人間社会学部教授等を経て、東京農業大学客員教授、明治学院大学社会学部講師(兼任)、日本大学大学院講師(兼任)、放送大学教養学部講師(兼任)等を歴任
熊倉広志[クマクラヒロシ]
東京工業大学大学院理工学研究科価値システム専攻博士後期課程修了。博士(学術)。現在、中央大学商学部教授。マーケティング論・広告論等
玉村雅敏[タマムラマサトシ]
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科博士課程所定単位取得退学。博士(政策・メディア)、慶應義塾大学。現在、慶應義塾大学総合政策学部教授。公共経営論・ソーシャル・マーケティング論等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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