出版社内容情報
本書は、国際経済の理論である新新貿易理論によりインド経済を分析する試みである。まず、新新貿易理論の分析枠組みを議論し、その枠組みを基に信頼のおけるデータから後発国の特徴である模倣と革新的な部分双方を内包したインド企業、ひいてはインド経済の特徴を実証的に捉える。
【目次】
はしがき(佐藤隆広/西山博幸)
第Ⅰ部 新新貿易理論
第1章 企業の異質性と国際貿易(西山博幸)
第2章 企業の異質性と比較優位(鎌田伊佐生)
第Ⅱ部 グローバル化とインド経済
第3章 企業のR&D行動と国際貿易(古田 学)
第4章 対外経済自由化とインド製造業の生産性(水野寛之/古田 学/藤森 梓/佐藤隆広)
第Ⅲ部 日本企業とインド経済
第5章 インド進出日系企業の事業活動と企業内・企業間貿易(佐藤隆広/加藤篤行)
第6章 CEPA開始以降のインド進出日系企業の行動(藤森 梓)
第7章 インド自動車部品産業のグローバル生産ネットワーク(水野寛之/古田 学/藤森 梓/佐藤隆広)
参考文献
索 引