MINERVA社会福祉叢書<br> 筑豊の生活保護とキリスト教―「制度」か「人間」かをめぐる運動史

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MINERVA社会福祉叢書
筑豊の生活保護とキリスト教―「制度」か「人間」かをめぐる運動史

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  • サイズ A5判/ページ数 408p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623094288
  • NDC分類 369.2
  • Cコード C3336

出版社内容情報

産炭地であった福岡県の筑豊地域は、石炭から石油へのエネルギー政策の転換が進められる中で「切り捨て」られ、筑豊の福祉事務所は、政府の責任を追及した生活保護獲得闘争と生活保護適正化政策が激烈にぶつかり合う場となった。この点を踏まえ、本書では、まず筑豊の県田川福祉事務所の取り組みを分析し、生活保護適性化をめぐって行われた労使の激しい対決が協調へと転換されていく経緯を辿る。また、炭鉱閉山後の子どもの貧困問題に取り組んだミッションに基づくボランタリーな活動に目を向け、日本を底辺から支えた炭鉱労働者たちの復権を願ったキリスト者の歩みを振り返る。筑豊という地平から生活保護史とキリスト教史の架橋を試みるだけでなく、そこから市場化の波に抗する共生と連帯の実現可能性について希求した一冊。

内容説明

産炭地であった福岡県の筑豊地域は、石炭から石油へのエネルギー政策の転換が進められる中で「切り捨て」られ、筑豊の福祉事務所は、政府の責任を追及した生活保護獲得闘争と生活保護適正化政策が激烈にぶつかり合う場となった。この点を踏まえ、本書では、まず筑豊の県田川福祉事務所の取り組みを分析し、生活保護適性化をめぐって行われた労使の激しい対決が協調へと転換されていく経緯を辿る。また、炭鉱閉山後の子どもの貧困問題に取り組んだミッションに基づくボランタリーな活動に目を向け、日本を底辺から支えた炭鉱労働者たちの復権を願ったキリスト者の歩みを振り返る。筑豊という地平から生活保護史とキリスト教史の架橋を試みるだけでなく、そこから市場化の波に抗する共生と連帯の実現可能性について希求した一冊。

目次

序章 貧困問題とは政治問題である―筑豊から日本の近代化過程を問う
第1部 筑豊から日本型福祉国家の形成史を問う―教育と労働と福祉の一体的把握の試みとして(貧困と生活保護史研究―筑豊を中心にして;近代日本におけるキリスト教受容の問題;教育・労働・福祉の一体的把握の試み―筑豊を中心にして)
第2部 福祉事務所からみた筑豊の生活保護行政―県田川福祉事務所を中心に(炭鉱盛況から閉山による生活保護急増―1955~1966年;炭鉱閉山後の高保護率・地域荒廃―1967~1984年;労使関係改善による適正化の推進―1985~1996年;生活保護適正化政策後の推移;福岡県における生活保護行政と自治体労働組合の取り組み;県職員労働組合が実施したケースワーカー意識調査;国の生活保護適正化政策と職員労働組合の役割;福岡県における福祉職能運動と革新勢力の限界)
第3部 キリスト教学生運動「筑豊の子供を守る会」と筑豊におけるキリスト教(炭鉱閉山に伴うキリスト教学生運動「筑豊の子供を守る会」;犬養光博の思想と実践;服部団次郎と「炭鉱犠牲者復権の塔」建設をめぐる神学的思惟)
終章 日本型福祉国家を超えて

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