出版社内容情報
国際関係史はどのように学び、研究すべきか。本書では、その学問的枠組みから資料探索や論文執筆の方法までを、冷戦史研究の泰斗がわかりやすく解説する。紹介した方法を実際に用いて日米開戦過程の研究に取り組む章は圧巻で、試行錯誤しながら解釈を構築していくさまは、歴史研究が組み立てられる現場に立ち会うかのようである。国際関係史を学ぶ者はもちろん、歴史に関心のある幅広い読者にとって刺激の尽きない一冊。
Marc Trachtenberg, The Craft of International History: A Guide to Method, Princeton University Press, 2006の翻訳。
内容説明
国際関係史はどのように学び、研究すべきか。本書では、その学問的枠組みから資料探索や論文執筆の方法までを、冷戦史研究の泰斗がわかりやすく解説する。紹介した方法を実際に用いて日米開戦過程の研究に取り組む章は圧巻で、試行錯誤しながら解釈を構築していくさまは、歴史研究が組み立てられる現場に立ち会うかのようである。国際関係史を学ぶ者はもちろん、歴史に関心のある幅広い読者にとって刺激の尽きない一冊。
目次
第1章 歴史研究の理論
第2章 外交史と国際関係理論
第3章 歴史研究の批判的分析
第4章 文献分析で解釈を向上させる
第5章 文書を使いこなす
第6章 プロジェクトを始める
第7章 書き上げる
著者等紹介
トラクテンバーグ,マーク[トラクテンバーグ,マーク] [Trachtenberg,Marc]
1946年生まれ。カリフォルニア大学バークリー校を卒業後、同大学大学院で1974年にPh.D.(History)を取得。ペンシルヴェニア大学歴史学部で27年間教鞭をとり、その後カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)政治学部教授として、国際関係史、国際安全保障、歴史研究方法論を教える。現在、同大学名誉教授。国際関係史と国際理論研究の架橋に熱心で、関連する業績も多く、本書はその代表的成果。著書は他に4冊ある
村田晃嗣[ムラタコウジ]
1964年生まれ。現在、同志社大学法学部政治学科教授
中谷直司[ナカタニタダシ]
1978年生まれ。現在、帝京大学文学部社会学科准教授
山口航[ヤマグチワタル]
1985年生まれ。現在、帝京大学法学部政治学科専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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