出版社内容情報
公家・僧侶や武士だけでなく、町や村に暮らす人々に至るまで、様々な身分階層に広がりをみせて書かれた江戸期の日記。なぜ人々は日記を書こうとし、また書くことが出来たのか。そして日記の内容はいかなるものだったのか。本書では、江戸期の特徴ある日記を取り上げ、その成立過程や伝存のあり方、機能の違い、書き手の動機や目的、そして後世に残すための取り組みなどを紹介する。近世をより深く知ろうとするための恰好の道案内。
内容説明
公家・僧侶や武士だけでなく、町や村で暮らす人々に至るまで、様々な身分階層に広がりを見せた江戸期の日記。なぜ人々は日記を書こうとし、また書くことが出来たのか。そして日記の内容はいかなるものだったのか。本書では、江戸期の特徴ある日記を取り上げ、その成立過程や伝存のあり方、機能の違い、書き手の動機や目的、そして後世に残すための取り組みなどを紹介する。近世をより深く知ろうとするための恰好の道案内。
目次
近世日記の世界を読み解く
第1編 公と私の日記の展開(私日記の伝統と公日記の復活;幕府日記の諸相;藩日記の諸相)
第2編 広がる近世日記の世界(多様化する日記の目的;多様化する記主と記載内容)
日記と歴史書編纂
著者等紹介
福田千鶴[フクダチズル]
1961年生まれ。九州大学基幹教育院教授
藤實久美子[フジザネクミコ]
1964年生まれ。国文学研究資料館研究部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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