出版社内容情報
近年、大学開放の推進が唱えられ、改正教育基本法では、大学の社会貢献がその機能のひとつとして位置づけられた。大学開放はどのような動向、新たな実践を見せているのか。地理的開放・年代的開放・機能的開放の3タイプの事例から、大学開放のあり方を探る。
内容説明
新たな動向、新たな実践。地理的開放・年代的開放・機能的開放、3タイプの実践事例から、大学開放のあり方を探る。
目次
序章 大学開放のその後
第1部 21世紀における大学開放の動向(大学開放政策の動向;大学開放の事業と研究の動向;社会人学生の動向;現代日本におけるリカレント教育の意味―OECD理念からの変容を踏まえて)
第2部 近年の特色ある大学開放事業の事例(実践と省察のサイクルを通して学び合いを支える実践力を培う―東京学芸大学コミュニティ学習支援コーディネーター養成講座;大学におけるリカレント教育課程―女性を対象とした働くための学びの場;大学が地域連携機関を構築する意義と課題―龍谷大学REC30年の事例から;地域課題の解決にコミットする大学のかたち―洲本市の域学連携事業から大学の社会貢献を考える;人生100年時代における自分史学習の意義―自分・歴史・仲間;地方女子短期大学の大学開放―桜の聖母短期大学の履修証明プログラムを一例として;公開授業の特徴・機能―受講者へのインタビュー調査から;オンラインを利用した大学教育の開放―サイバー大学)
第3部 諸外国の動向(アメリカにおける成人学生の学修支援―アンバンドリングとリバンドリング;韓国における大学開放の動向―成人学習者のための大学平生教育体制の構築)
終章 大学開放の動向とこれから
著者等紹介
出相泰裕[デアイヤスヒロ]
現在、大阪教育大学教育学部教育協働学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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