出版社内容情報
「教育評価」概念のルーツを創発した「シカゴ学派」の理論的営為を原典に即して丹念に読み解くとともに、その理論的基盤から展開された教育改革構想を現地調査を踏まえて詳細に紹介した。本書によって示された基礎研究の成果は、現在の日本の教育改革にも、大きな示唆を与える。著者の長年の研究の集大成。
目次
第1章 シカゴ学派の成立(前史―教育測定運動の特質;タイラーの「教育評価」概念の創発)
第2章 シカゴ学派の展開―ブルーム学派の形成(ブルームの時代―タクソノミーの提唱;ブルームの時代―公民権運動への参加(補償教育と学習権保障) ほか)
第3章 「真正の評価」論の地平(「真正の評価」論への道程;ポートフォリオ評価法の理論と実践 ほか)
第4章 ブルーム・アイスナー問題(ゴール・フリー評価;「教育鑑識眼」と「教育批評」)
著者等紹介
田中耕治[タナカコウジ]
佛教大学教育学部教授、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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