出版社内容情報
より充実したDV被害者支援策のために―。欧米、豪で積極的に展開されているDV加害者対応について、日本での現状と課題を更正プログラム参加者への調査から、その必要性とともに効果と限界、改善点等を検討する。被害者の意識と現状のDV加害者対応が十分に呼応するためにも、DV被害者支援組織とDV加害者対応組織の連携により、より充実したDV被害者支援策となるように努めることの必要性を提言する。
内容説明
より充実したDV被害者支援策のために。欧米、豪で積極的に展開されているDV加害者対応について、日本での現状と課題を更正プログラム参加者への調査から、その必要性とともに効果と限界、改善点等を検討する。被害者の意識と現状のDV加害者対応が十分に呼応するためにも、DV被害者支援組織とDV加害者対応組織の連携により、より充実したDV被害者支援策となるように努めることの必要性を提言する。
目次
DV加害者対応はDV被害者支援たりうるか
日本におけるDV被害者支援と加害者対応の現状と課題
DV加害者の実態
DV被害者支援とDV加害者対応の史実的確認
DV被害者支援、DV加害者対応等に関する先行研究
DV加害者対応の実際
DV加害者プログラムを効果的に活用している人の実際
DV加害者プログラムを中断した人の実際
DV加害者プログラムを活用している人と中断した人の質的比較研究
被害女性にとってのDV加害者対応実践について
加害者によるDV加害者対応実践の評価
DV加害者対応実践者の思い
DV加害者プログラム等、DV加害者対応の事例研究
考察
著者等紹介
〓井由起子[タカイユキコ]
関西学院大学教育学部准教授。社会福祉士、臨床発達心理士。専門は子ども家庭福祉、ソーシャルワーク、人権教育。東京都立大学大学院人文科学研究科社会行動学専攻社会福祉学分野博士課程後期課程在籍中。南海福祉専門学校専任講師、聖和大学教育学部専任講師、関西学院大学教育学部専任講師を経て、2010年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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