発達障がいを生きない。―“ちょっと変わった”学生とせんせい、一つ屋根の下に暮らして

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発達障がいを生きない。―“ちょっと変わった”学生とせんせい、一つ屋根の下に暮らして

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  • サイズ A5判/ページ数 352p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623092529
  • NDC分類 369.28
  • Cコード C0036

出版社内容情報

親子でもない、きょうだいでもない、…大学の講義で偶然出遭った「ちょっと変わったせんせい」と「ちょっと変わった学生・Aju(あじゅ)」が、ある日をさかいに一つ屋根の下に暮らし始めて10年余り。Ajuが22歳のとき、突然診断されたのは「自閉症スペクトラム」だった。この得体のしれない「障がい」に翻弄されながら、Ajuとせんせいは対話を重ね、困った特性にもとことん向き合い、特性と仲良くなるための数々の「発見」をしていく。こうしてAjuがAjuらしく生きるために悪戦苦闘する日々の中、Ajuは絵に出会い、ひとに出遭い、自分に出会う。…一歩ずつ一歩ずつ共に歩んだ先に、ふたりに見えたものとは何だったのか? 
――この本は、「障がいって何なのか?」「特性とどう付き合うか?」などをめぐる当事者からの生きた発信であり、同時に、Ajuとせんせいと周囲の人たちが紡ぐかつてない「ひと」と「ひと」との物語。

内容説明

親子でもない、きょうだいでもない、…大学の講義で偶然出遭った「ちょっと変わったせんせい」と「ちょっと変わった学生・Aju(あじゅ)」が、ある日をさかいにせんせいの実家で暮らし始めて10年余り。Ajuが22歳の時、突然診断されたのは「自閉症スペクトラム」だった。この得体のしれない「障がい」に翻弄されながら、Ajuとせんせいは対話を重ね、困った特性にもとことん向き合い、特性と仲良くなるための数々の「発見」をしていく。こうしてAjuがAjuらしく生きるために悪戦苦闘する日々の中、Ajuは絵に出会い、ひとに出遭い、自分に出会う。…一歩ずつ一歩ずつ共に歩んだ先に、ふたりに見えたものとは何だったのか?―この本は、「障がいって何なのか?」「特性とどう付き合うか?」などをめぐる当事者からの生きた発信であり、同時に、Ajuとせんせいと周囲の人たちが紡ぐかつてない「ひと」と「ひと」との物語。

目次

第1部 出遇いから今日まで(出遇い―担任の教師と悩む学生として;扉をあけてみましょうか―特性を知る・知らないの選択;卒業。うだうだ。めそめそ。イライラ。そして、脱皮;新たなる世界へ)
第2部 特性とゆっくり付き合う(感覚過敏―活動時間を制限する特性たち;ことばとその意味;思考と感情)
第3部 私たちは、私たちであっていい(生きづらい日々から;自閉症スペクトラムとは何か―私たちの自閉症スペクトラム;これからの私たち)
番外編 私たちの強い味方

著者等紹介

Aju[AJU]
大阪教育大学教育学部卒業。周囲から「なんかちょっと変わっているよね」と言われ、自分自身、どこか大多数の人と違っていると感じながらも、高校卒業まではそれなりに過ごす。しかし、大学進学後、「場」の空気の読めない、教室に入れないなどをはじめとした「生きづらさ」が顕著となり、3回生で「発達障がい」と診断される。つらい現実と向き合う中で永浜先生と出遇い、絵を描くという宝物を手に入れた。下書きをしないで描きあげる作風から、現在は心に残る風景を記憶から描くなど日々新しい自分を発見している

永浜明子[ナガハマアキコ]
立命館大学スポーツ健康科学部准教授。和歌山大学教育学部卒業。筑波大学大学院、Long Island University大学院、大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了(学術博士)。沖縄県立看護大学、大阪教育大学を経て現職。Ajuとの出遇い、「障がいとは何か」という自らの問いを整理するため、大阪大学臨床哲学の門をたたく。二者の関係性の中に生まれる「障がい」を一方に帰す危うさをAjuとの生活から発信し続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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しいたけ

85
発達障がいの学生と大学の先生。大学に、社会に、家庭に、適応できずに苦しむ学生に目を止め、手を差し出し、知ろうとする。そして両親と暮らす自分の家で共に生活する。単なる発達障がいの本ではなく。人と人との出会いの奇跡に圧倒される本だった。「こちら側」「普通」に合わせろと、先生は決して言わない。日本語が第二言語で、私などには理解できないが第一言語は「数」だという。マイノリティだの差別だの複雑なものではない。百人百様の頭と心がある。存在しているのなら本流も亜流もない。感嘆符を身体中いっぱいにして読んだ。2022/12/20

crvmain

3
Ajuさんは、授業に出られないなどの強い「困り感」に直面し、大学在学中に「高機能広汎性発達障害」と診断される。 Ajuの障害は、ストレスや疲労により蕁麻疹を発症するほどの過敏な感覚、他にも聴覚・視覚・舌感覚・肌感覚・身体の知覚などの過敏さを持つ。 Ajuとせんせい互いに困り感の根本の原因を探りだし改善していく方法をとる。 強い障害をもつ人には、真に当事者の困り感に丁寧に寄り添うことが求められる。 社会全体で、このような理想の姿に近づくためには寄り添う人の質の向上と数も増やすことが必要だろう。 2022/10/28

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