出版社内容情報
諸国家はなにゆえ同盟を形成するか。その説明として従来一般的であった勢力均衡理論に代わり脅威均衡理論を打ち出す本書は、今日の国際政治を読み解くうえで示唆に富む。また、その事例研究として精緻に叙述される中東国際関係史は、それ自体が第一級の地域研究でもある。 ウォルトの名を世界に知らしめた古典的名著。(原著Stephen M. Walt
内容説明
なぜ国と国は手を結ぶのか?国際政治の新たな見方を提示した古典的名著。
目次
第1章 イントロダクション―同盟形成の探求
第2章 同盟形成の説明
第3章 バグダード条約から六日間戦争へ
第4章 六日間戦争からキャンプ・デービッド合意へ
第5章 バランシングとバンドワゴニング
第6章 イデオロギーと同盟形成
第7章 同盟の手段―援助と浸透
第8章 結論―同盟形成と世界的なパワー・バランス
著者等紹介
ウォルト,スティーヴン・M.[ウォルト,スティーヴンM.] [Walt,Stephen M.]
1955年生まれ。スタンフォード大学を卒業し、カリフォルニア大学バークレー校でケネス・ウォルツの指導の下、Ph.D.(Political Science)取得。プリンストン大学、シカゴ大学を経て、ハーバード大学ケネディ公共政策大学院ベルファーセンター教授。専門は国際政治学、国際安全保障論、中東政治など
今井宏平[イマイコウヘイ]
1981年生まれ。2004年中央大学法学部政治学科卒業。2011年トルコ中東工科大学国際関係学部(Ph.D.International Relations)。2013年中央大学大学院法学研究科政治学専攻博士後期課程修了(政治学博士)。現在、独立行政法人日本貿易振興機構アジア経済研究所、地域研究センター中東研究グループ研究員
溝渕正季[ミゾブチマサキ]
1984年生まれ。2006年神戸大学国際文化学部コミュニケーション学科卒業。2011年上智大学グローバル・スタディーズ研究科地域研究専攻博士後期課程単位取得。2012年上智大学より博士(地域研究)を取得。現在、広島大学大学院人間社会科学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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