出版社内容情報
その時、交渉のテーブルでは何が起こっていたのか??。北米局課長時代に日米構造協議を担当し、アジア大洋州局長として六者会合の日本代表を務めた著者が、外交官として、無我夢中で駆け抜けた四〇年間を振り返る。
外交交渉で、常に念頭に置いていたこととは何か。大きく変化する国際情勢のなかで、日本はいかなる外交戦略を展開するべきなのか。交渉で国を、泄界を動かしてきた「外交のプロ」のすべてを記した決定版。
目次
第1章 新米外交官、奮闘す―在外研修から日米航空交渉まで
第2章 対日貿易摩擦の最前線で―本省人事課から経済局国際機関第一課へ
第3章 怒濤の日米交渉―経済局国際機関第二課長、北米局北米第二課長として
第4章 日米構造協議―無我夢中の長い長い交渉
第5章 ロンドン・ジュネーブ・東京・シカゴ―さまざまな仕事
第6章 アジア大洋州局長就任―拉致問題・核・六者会合
第7章 外務審議官・事務次官時代―「中規模高品質国家」を目指して
第8章 アメリカのバイデン新政権と世界情勢分析
第9章 日本の針路を考える
終章 四〇年間の外務省生活を振り返って
著者等紹介
藪中三十二[ヤブナカミトジ]
1948年、大阪府生まれ。1969年、大阪大学法学部中退、外務省入省。シカゴ総領事やアジア大洋州局長などを歴任し、2008年、外務事務次官就任。2010年、退官。現在、立命館大学客員教授、大阪大学大学院国際公共政策研究科(OSIPP)特任教授、グローバル寺子屋・藪中塾主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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