出版社内容情報
大学の職業訓練学校化、文部科学省による人文社会科学系学問の軽視、教育における消費者主義が席巻している。国内外で起こっている多様な問題に対処するために不可欠な「リベラル・アーツ(liberal arts)」「教養(culture)」がもつ力やそのあり方について、さまざまな分野の研究・教育に取り組む執筆者(社会学、社会政策、教育学、心理学、歴史学、英語教育、日本語教育、キャリア教育、国際協力論、地域研究等)が、大学における教育実践を通じて考える。
内容説明
大学の職業訓練学校化、文部科学省による人文社会科学系学問の軽視、教育における消費者主義が席巻している。国内外で起こっている多様な問題に対処するために不可欠な「リベラル・アーツ(liberal arts)」「教養(culture)」がもつ力やそのあり方について、さまざまな分野の研究・教育に取り組む執筆者(社会学、社会政策、教育学、心理学、歴史学、英語教育、日本語教育、キャリア教育、国際協力論、地域研究等)が、大学における教育実践を通じて考える。
目次
第1部 大学教育再考(現在の大学教育が抱える問題;近年の教育改革と教養教育;オンライン授業の課題と可能性―包括的総括とICTを視座とした教養教育への展開;グローバル時代の高等教育の輸出産業化―ロシアの事例をもとに;グローバリゼーションの中の大学)
第2部 教養教育の実践(ことばを鍛え、磨き、ことばから学ぶ―大学での英語教育に求められるもの;日本語教育と人材育成―「グローカル」と「教養教育」の視点から;キャリア教育の位置づけと展開―改革至上主義に惑わされない学びの道標として;アフリカ地域を題材とした“学び”―国際協力、ボランティアの視点から;ウィズ・コロナの時代におけるアクティブ・ラーニングのあり方について―オンライン授業への取り組みのなかでの一考察)
著者等紹介
松本かおり[マツモトカオリ]
大阪大学大学院言語文化研究科博士後期課程修了。博士(言語文化学)(大阪大学、2008年)。神戸国際大学経済学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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