出版社内容情報
「最も期待された皇族」とも言われ、様々な逸話も多い東久邇宮稔彦王は、その後半生をどのように生きたのか。日中戦争からアジア・太平洋戦争、そして戦後という激動の時代にどう向き合い、どんな影響を与えたのか。本書では、首相としてのリーダーシップ、開戦過程や終戦工作などでの動き、さらには実態から離れた自己イメージをいかに創出していったかを、一次史料から明らかにする。
内容説明
「最も期待された皇族」とも言われ、様々な逸話も多い東久邇宮稔彦王は、その後半生をどのように生きたのか。日中戦争からアジア・太平洋戦争、そして戦後という激動の時代にどう向き合い、どんな影響を与えたのか。本書では、首相としてのリーダーシップ、開戦過程や終戦工作などでの動き、さらには実態から離れた自己イメージをいかに創出していったかを、一次史料から明らかにする。
目次
政治家・軍人皇族としての東久邇宮
第1部 日中の緊張から日米開戦へ(対立する二派から期待され揺れる;日米関係の悪化をみる;日米危機回避の最後の試み ほか)
第2部 アジア・太平洋戦争下の揺れる態度(東条内閣の戦争指導と東久邇宮;新しい戦争指導体制と講和の模索;降伏への道)
第3部 戦後日本と自己イメージ創出(東久邇宮首相の功罪;東久邇宮内閣の実像;東久邇宮内閣の行き詰まり ほか)
著者等紹介
伊藤之雄[イトウユキオ]
1952年福井県大野市生まれ。1981年京都大学大学院文学研究科博士課程満期退学。博士(文学)。名古屋大学文学部助教授、京都大学大学院法学研究科・法学部教授などを経て、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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