「明治日本と革命中国」の思想史―近代東アジアにおける「知」とナショナリズムの相互還流

個数:

「明治日本と革命中国」の思想史―近代東アジアにおける「知」とナショナリズムの相互還流

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年07月09日 13時23分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 426p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623091799
  • NDC分類 121.6
  • Cコード C3022

出版社内容情報

近代東アジアにおける思想はいかに展開し、かつ相互作用を及ぼしたのか。徳川日本から明治維新へと至った日本、そして清朝から辛亥革命(さらには社会主義革命)に至った中国において、思想家たちはいかなる思索を展開したのか。本書では、朱子学、陽明学、進歩主義、国体論、ナショナリズム、アジア主義、共産主義といった思想の流れを近代史の中に位置づけることを通じて、東アジア政治社会思想史を再構築する。

内容説明

近代東アジアにおける思想はいかに展開し、かつ相互作用を及ぼしたのか。徳川日本から明治維新へと至った日本、そして清朝から辛亥革命(さらには社会主義革命)に至った中国において、思想家たちはいかなる思索を展開したのか。本書では、朱子学、陽明学、進歩主義、国体論、ナショナリズム、アジア主義、共産主義といった思想の流れを近代史の中に位置づけることを通じて、東アジア政治社会思想史を再構築する。

目次

第1部 前史としての徳川日本(幕末・維新期の「尊王思想」―その歴史的起源;なぜ日本は「帝国」なのか―幕末日本を出発点に;頼山陽の「利」の観念―道徳の功利的形成;斎藤拙堂による清朝経世思想の受容―吉田松陰の政治思想の源流を探る;久坂玄瑞と陽明学―「鍛錬心術脱離生死」のため学ぶ;加藤弘之の「鄰艸」―何のための「公会」か)
第2部 明治日本と辛亥革命(国体、神道と近代日本の国家権力―「カミ」という視点から;外山正一による「社会学」の導入―近代東アジアにおける思想の資源として;日清戦争と東洋文明回復論―もう一つの義戦論;梁啓超と近代中国の「革命」;清末変法志士の維新観―「任侠」を中心に;清末革命派知識人の修身・倫理教科書と明治日本―蔡元培・劉師培と井上哲次郎を中心に;章炳麟の陽明学思想―日中近代における儒学思想の意義;章炳麟の革命思想―明治国家への対応)
第3部 近代中国の国家建設と日本(日本のアジア主義と中国革命―近代化におけるナショナリズムとアジア主義;汪精衛の日本留学と陽明学―その活動の背景;北一輝と中国革命―近代への模索;『華国月刊』に見る司法ナショナリズム―中華民国法のあるべき姿とは;蒋介石の明治維新論―「天は自ら助けるものを助く」;清末民国知識人に見る「文化革命像」―そのスペクトル;現代中国における「革命」と「伝統」―「文化大革命」と柳宗元;李白・杜甫)

著者等紹介

楊際開[ヤンチーカイ]
1957年中国・上海生まれ。1993年東京大学総合文化研究科国際関係論専攻、博士課程単位取得退学。杭州大学日本文化研究所、杭州師範大学、国際日本文化研究センター客員研究員、目白大学外国客員研究員などを経て、現在、学習院大学東洋文化研究所客員研究員

伊東貴之[イトウタカユキ]
1962年東京都生まれ。1993年東京大学大学院人文科学研究科中国哲学専攻博士課程単位取得退学。1996年博士(文学)を取得して、同課程を修了。現在、国際日本文化研究センター・総合研究大学院大学教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BLACK無糖好き

18
共同研究「中国近代革命の思想的起源-日本からの思想的影響を中心に」の成果報告論集。明治維新と中国革命の異同の考察が基調となっている。朱子学、陽明学、国体論など、かなり専門性の高い論文が多く、些かとっつきにくい本だった。そんな中でも銭国紅教授の論文「清末民国知識人に見る「文化革命像」」で、中国において西洋近代文明の核心価値に触れることなく、伝統文化の価値体系への批判的な観点や思索を行わないまま「近代化」が進められたことを問題視しており、ここはよく理解できたわけではないが朧気ながらも頷ける面があった。2022/08/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18195580
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品