出版社内容情報
本書は、中国農村部において経済が豊かになる前に高齢化してしまうこと、いわゆる未富先老型高齢化に対応するために、どのような福祉ミックスが形成されたのかを、中国農村部四地域での調査・分析によって明らかにしようとするものである。政府からの給付のほかに道徳に基づく規制が地域福祉に重要な役割をはたすことが、未富先老社会の特徴であることを提示している。福祉ミックス論の再構築に資する1冊である。
内容説明
本書は、中国農村部において経済が豊かになる前に高齢化してしまうこと、いわゆる未富先老型高齢化に対応するために、どのような福祉ミックスが形成されたのかを、中国農村部四地域での調査・分析によって明らかにしようとするものである。政府からの給付のほかに道徳に基づく規制が地域福祉に重要な役割をはたすことが、未富先老社会の特徴であることを提示している。福祉ミックス論の再構築に資する1冊である。
目次
序章 未富先老社会における福祉ミックス
第1章 中国農村部における地域福祉の成立過程
第2章 二次元福祉ミックスモデル
第3章 四地域の農村における地域福祉の実態
第4章 供給主体から見る中国農村部における福祉ミックス
第5章 供給手段から見る中国農村部における福祉ミックス
終章 未富先老社会における福祉ミックスに伴う課題
著者等紹介
張継元[チョウケイゲン]
1983年生まれ。2017年東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻博士課程修了、博士(社会学)。現在、華東師範大学経済・管理学部公共管理学院専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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