出版社内容情報
本書は、戦前から戦後に至る日本の住宅事情・政策の変遷から説きおこし、日本社会および産業構造がいかに変容し、人々が都市へ向かったのか、都市化の変遷を概観する。それとともに、関西の8つの大規模ニュータウンを調査した「関西ニュータウン調査」や住宅地図を活用してデータベースを構築した「西宮マンション調査」等での知見を活用しながら、これまで社会学領域で蓄積されてきた社会調査を再検討し、都市居住の問題点、さらには日本の住宅政策の課題を考察する。
内容説明
本書は、戦前から戦後に至る日本の住宅事情・政策の変遷から説きおこし、日本社会および産業構造がいかに変容し、人々が都市へ向かったのか、都市化の変遷を概観する。それとともに、関西の8つの大規模ニュータウンを調査した「関西ニュータウン調査」や住宅地図を活用してデータベースを構築した「西宮マンション調査」等での知見を活用しながら、これまで社会学領域で蓄積されてきた社会調査を再検討し、都市居住の問題点、さらには日本の住宅政策の課題を考察する。
目次
序章 都市居住の社会学
第1章 日本の住宅事情と住宅政策の歴史
第2章 都市居住を規定してきた要因―20世紀の歴史と都市化の変遷
第3章 関西における郊外住宅開発とニュータウン
第4章 関西ニュータウン調査から判明した特徴―どんな住民がニュータウンに住んでいるのか
第5章 人はどのように住居を選択しているのか
第6章 住宅政策の背景となってきた統計調査データ
第7章 「マンションデータベース」からわかる西宮の住宅事情
第8章 西宮マンション調査で判明した居住実態
第9章 “下り坂”日本社会における住宅政策の課題
著者等紹介
大谷信介[オオタニシンスケ]
1955年生まれ。筑波大学大学院社会科学研究科博士課程単位取得退学。社会学博士。現在、関西学院大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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