出版社内容情報
戦国武将から近現代の企業家まで、先人の生き方、考え方からマネジメントの本質を解説した、読んで楽しい入門書。石田三成や渋沢栄一、本田宗一郎など、時代の転換期に活躍した彼らの軍事戦略や人心掌握術等などの実践知を示す。
内容説明
歴史の中のリーダーたちの決断と行動。組織のリーダーに求められる資質とは何か。
目次
第1部 近代日本の黎明期から発展期のリーダーに学ぶ(渋沢栄一と五代友厚―日本経済の礎を築いた明治の二大巨頭;小林一三―大胆な構想力で娯楽産業から鉄道まですべて成功させたスーパー経営者;吉本せい―「お笑い帝国」を築いた女興行師のビジネス感覚;広岡浅子―激動の時代を駆け抜けた明治の女性実業家;三井高利―現代に通じるビジネスモデルを構築した三井の創業者;安藤百福―ユニークな発想で食に革命を起こした天才起業家;井深大と盛田昭夫―独自の技術で世界を席巻したソニーのリーダーと参謀;本田宗一郎―世界のホンダを育てたリーダーの失敗を恐れぬ技術者魂;真藤恒―NTT民営化を推進した「ミスター合理化」;堀内平八郎と晝馬輝夫―「常に極限」がスタンダード、浜松ホトニクスの開発者魂;山田昭男―企業の常識をくつがえす型破りな経営者)
第2部 戦国・幕末の激動期のリーダーに学ぶ(石田三成―近江商人の血を引く優れた官僚の限界と矜持;鍋島直正と島津斉彬―幕末イノベーションを実現した未来が読めた2人の名君;土方歳三―新選組を近代的軍隊に変えた凄腕サブリーダー;西郷隆盛・勝海舟・山岡鉄舟―江戸無血開城の立役者の危機に立ち向かう覚悟;榎本武揚―激動の幕末で磨いた国際感覚を明治新政府で活かす)
終章 技術、文化、情報の利用手法を先人から学び、今に活かす
著者等紹介
岩井善弘[イワイヨシヒロ]
産業能率大学経営学部教授。早稲田大学政治経済学部卒。日本債券信用銀行(現・あおぞら銀行)で15年間の産業調査業務に従事。これまで鳥取大学大学院客員教授、早稲田大学理工学部非常勤講師、明治大学経営学部非常勤講師などを歴任。2005年より現職。2020年から学長補佐
齊藤聡[サイトウサトシ]
産業能率大学経営学部教授。慶應義塾大学経済学部卒。東京大学大学院法学政治学研究科、名城大学法学研究科、名古屋学院大学経済経営研究科修了。証券アナリスト。税理士。東海銀行(現・三菱UFJ銀行)で20年間の銀行業務に従事した後、2002年より現職。2016年から学長補佐(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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