出版社内容情報
小学校低学年(一~三年生)は、「障害の特性」が一番わかりやすくあらわれる時期である。高学年になると問題は抽象化し、見えづらくなる。“障害”の本質を見誤らないためにも、低学年でこの問題を理解できるよう各学年九例ずつ症例を掲載。発達障害の治療に長年携わる著者が症例をとおして、子どもたちの抱える「不安」「辛さ」を語る。医療現場で働く人はもちろん、保護者、学校の先生方必読の一冊。
内容説明
小学校入学からの不安に寄り添う。臨床の現場の声を聴く。
目次
序章 小学校低学年に学ぶ
第1章 ADHD(注意欠如・多動症)―自閉スペクトラム症との併存
第2章 LD(学習障害)―「能力」と「成績」の不一致
第3章 ハンス・アスペルガーの「自閉」―「精神病質」の子どもたち
第4章 症例集―小学校低学年が映す世界
終章 低学年の不安・恐怖、心配
著者等紹介
崎濱盛三[サキハマモリミツ]
洛和会音羽病院神経精神科副部長。1958年、大阪府に生まれる。1994年3月、京都大学医学部卒業。1994年4月、京都大学医学部附属病院精神神経科入局。1995年4月、京都大学医学部附属病院老年科入局。1995年9月、市立舞鶴市民病院内科勤務。1997年4月、水口病院精神科勤務。1999年4月、大津家庭裁判所医務室技官勤務(非常勤)。大津地方裁判所・家庭裁判所健康管理医(2007年9月まで)。2000年4月、滋賀里病院精神科勤務。2002年4月、滋賀里病院心療内科勤務。2004年4月、高松赤十字病院精神科勤務。2006年2月、洛和会音羽病院神経精神科勤務。現職:洛和会音羽病院神経精神科副部長。滋賀県子ども家庭相談センター児童担当嘱託医師。児童心理治療施設さざなみ学園嘱託医師。同志社女子中学・高等学校・発達相談医療顧問。延暦寺学園比叡山中学・高等学校教育相談スーパーバイザー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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