出版社内容情報
精神疾患や精神障害があっても、ごく当たり前の市民として、働きながらともに暮らすことのできる社会のあり方とはどういうものか。本書は、国際的な脱制度化論を踏まえつつ、日本の精神保健福祉の課題と可能性を検証。社会福祉学をはじめ政治学、法学、医学、看護学などの諸領域と、知的障害やハンセン病の実態も含めた複合的な研究から、われわれの社会に内包される排除の論理を克服する道を探り、「多元的循環型社会」を提案する。
内容説明
精神疾患や精神障害があっても、ごく当たり前の市民として、働きながらともに暮らすことのできる社会のあり方とはどういうものか。本書は、国際的な脱制度化論を踏まえつつ、日本の精神保健福祉の課題と可能性を検証。社会福祉学をはじめ政治学、法学、医学、看護学などの諸領域と、知的障害やハンセン病の実態も含めた複合的な研究から、われわれの社会に内包される排除の論理を克服する道を探り、「多元的循環型社会」を提案する。
目次
序章 内と外、排除の論理を超えて
第1章 “市民”とは誰か?
第2章 法制度と本人不在
第3章 市民としての知的障害者
第4章 行動制限の相克
第5章 措置入院と新しい法理念
第6章 不可視の市民
第7章 精神科ソーシャルワーカーの葛藤
著者等紹介
岡村正幸[オカムラマサユキ]
大阪府庁、愛知みずほ大学を経て、佛教大学名誉教授。東洋大学博士(社会福祉学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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