出版社内容情報
戦争は万人の身に等しくふりかかる事態なのだろうか。本書は「SSM調査」および「職業移動と経歴調査」という戦後に行われた社会調査データより戦中から戦後にかけての人々の経歴を切れ目なくとりだすことで、アジア・太平洋戦争によって引き起こされた人々の日常生活や職業生活の変化とその社会的な不平等を計量分析によって明らかにする。
内容説明
戦争とは万人の身に等しくふりかかる事態なのだろうか。「SSM調査」および「職業移動と経歴調査」という戦後に行われた社会調査データより戦中から戦後にかけての人々の経歴を切れ目なくとりだすことで、アジア・太平洋戦争によって引き起こされた人々の日常生活や職業生活の変化とその社会的な不平等を計量分析によって明らかにする。
目次
序章 戦争の計量歴史社会学とは
第1章 世代による徴兵の不平等
第2章 学歴・職業による徴兵の不平等
第3章 徴兵と職業経歴
第4章 死亡リスクの不平等
第5章 生活水準の不平等―階層帰属意識からみる生活水準の変化
第6章 戦前・戦中・戦後の地域移動と地域間格差
第7章 職歴からみる地域活動と職業間格差
第8章 徴兵・外地経験と地域移動
第9章 職業軍人の退官後の職業経歴
終章 戦争負担の不平等
著者等紹介
渡邊勉[ワタナベツトム]
1967年東京都生まれ。2001年東北大学大学院文学研究科後期課程単位取得退学、博士(文学)。現在、関西学院大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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