出版社内容情報
社会や家族のありようの変化に伴い子育てへの困難や負担が増しているなか、子育て家庭に対して保育者としてどのような助言や支援を行えばよいかについて、わかりやすく学ぶことができるテキスト。支援に関する理論や制度の変遷などの根本的な知識をふまえ、豊富な事例の紹介や充実した解説により、保育現場の様々なケースに対する具体的な対応方法が身につく。「保育士のキャリアパスに係る研修体系等の構築」に準拠した。
目次
第1章 保護者支援・子育て支援とは(現代の保護者を取り巻く子育て環境と子育て支援;保護者との信頼関係をどう築くか―子育て支援の基本;保育の積み重ねをとおして子どもの成長を共有する;特別な配慮が必要な保護者への支援)
第2章 園における地域の子育て支援(地域に開かれた保育所・認定こども園;専門性を生かした子育て家庭への支援;地域の保護者からの相談にこたえる)
第3章 保護者に対する相談援助(親としての成長を支える相談援助の基本;保護者に対する相談援助のプロセス;保護者の悩みや相談にどう寄り添うか)
第4章 保育現場における児童虐待の予防と対応(保育者としての児童虐待に対する認識―児童虐待の実態と子どもへの影響;児童虐待ケースへの対応―保育現場の対応とその留意事項;専門職連携とその機関)
第5章 地域の関係機関との連携・地域資源の活用(保護者支援・子育て支援における地域の関係機関との連携;保護者支援・子育て支援における地域資源の活用)
著者等紹介
今井和子[イマイカズコ]
子どもとことば研究会代表
近藤幹生[コンドウミキオ]
白梅学園大学・短期大学学長、子ども学部教授
小野〓佳代[オノザキカヨ]
東京未来大学非常勤講師。34年間、東京都荒川区の公立保育園・こども園に保育士・園長として勤務し、その後、東京未来大学保育・教職センター特任教授を経て現職
石田幸美[イシダユキミ]
社会福祉法人なのはな菜の花こども園副園長・主幹保育教諭。15年間、山梨県内の2つの保育園に保育士・主任として勤務し、13年前現在の「菜の花こども園」の立ち上げに携わり主幹保育教諭として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。