出版社内容情報
黒岩涙香(1862年から1920年)新聞記者、小説家。
明治時代、大衆新聞『萬朝報』を創刊しスキャンダリズムや社会悪の糾弾で部数を伸ばした涙香は、「探偵小説の元祖」としても知られ、『巌窟王』『噫無情』などで人気を博した。権力におもねらず、いち早く「大衆」を見据えた「まむしの周六」の全体像を描き出す。
内容説明
黒岩涙香(一八六二~一九二〇)新聞記者、小説家。明治時代、大衆新聞『萬朝報』を創刊しスキャンダリズムや社会悪の糾弾で部数を伸ばした涙香は、「探偵小説の元祖」としても知られ、『巌窟王』『噫無情』などで人気を博した。権力におもねらず、いち早く「大衆」を見据えた「まむしの周六」の全体像を描き出す。
目次
大衆社会に先駆けた人
「政治の世界」をめざして
「政治青年」の挫折
『萬朝報』以前
『萬朝報』の創刊
相馬家毒殺騒動
「まむしの周六」の虚実
趣味人・涙香の周辺
栄光の『萬朝報』
たそがれの『萬朝報』
黒岩涙香とは誰なのか
著者等紹介
奥武則[オクタケノリ]
1947年東京都生まれ。1970年早稲田大学政治経済学部卒業。毎日新聞社入社。学芸部長、論説副委員長、特別編集委員などを経て、客員編集委員(現在)。2003年法政大学社会学部教授(~2017年)。専門は近現代日本ジャーナリズム史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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