出版社内容情報
ヨーロッパの安全保障は、国際機構の協調がみられた90年代に比して、今や混迷の状況にある。本書は、冷戦後のNATOの機能的・地理的拡大、EUの安全保障といった基本枠組みを詳解した上で、2014年以降のロシアのクリミア編入からウクライナ紛争、バルト諸国、西バルカン諸国の問題など、続発する新たな課題を取り上げ、ヨーロッパの安全保障の課題とその要因は何かを捉え、今後の展開を読む。
内容説明
ヨーロッパの安全保障は、国際機構の協調がみられた90年代に比して、今や混迷の状況にある。本書は、冷戦後のNATOの機能的・地理的拡大、EUの安全保障といった基本枠組みを詳解した上で、2014年以降のロシアのクリミア編入からウクライナ紛争、バルト諸国、西バルカン諸国の問題など、続発する新たな課題を取り上げ、ヨーロッパの安全保障の課題とその要因は何かを捉え、今後の展開を読む。
目次
第1部 冷戦後のヨーロッパ安全保障の基本的枠組み(冷戦の終焉とヨーロッパの新秩序構築;NATOの危機管理;NATOの軍事機構・戦力の変容;NATOの拡大;EUによる安全保障)
第2部 ポスト2014年のヨーロッパ安全保障(クリミア併合とヨーロッパ安全保障;変化する安全保障環境とエストニア;取り残されたヨーロッパとしての西バルカン;トルコの安全保障政策とNATO;ヨーロッパ安全保障とロシア;EUの安全保障・防衛政策の新たな展開;漂流の危機にあるNATO)
著者等紹介
広瀬佳一[ヒロセヨシカズ]
1960年生まれ。筑波大学大学院社会科学研究科博士課程満期退学。現在、防衛大学校総合安全保障研究科教授(法学博士)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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