出版社内容情報
公認心理師カリキュラムにおける必修科目「福祉心理学」では,「福祉現場において生じる問題及びその背景」「福祉現場における心理社会的課題及び必要な支援」「虐待についての基本的知識」を学ぶこととされている。本書では,このカリキュラムに対応したテキストとして,福祉の様々な分野に携わる心理職として役割を果たすために必要な知見や支援の実際を,豊富な実務経験をもつ執筆者たちが伝える。現場で働くための基本を学ぶ教科書。
内容説明
公認心理師がカリキュラムにおける必修科目「福祉心理学」では、「福祉現場において生じる問題及びその背景」「福祉現場における心理社会的課題及び必要な支援」「虐待についての基本的知識」を学ぶこととされている。本書では、このカリキュラムに対応したテキストとして、福祉の様々な分野に携わる心理職として役割を果たすために必要な知見や支援の実際を、豊富な実務経験をもつ執筆者たちが伝える。現場で働くための基本を学ぶ教科書。
目次
福祉領域の概観―一人ひとりの幸せを少しずつでも
子ども家庭福祉を見渡す―子どもと家庭がより健全に育まれるために
市町村における子ども家庭支援―基礎自治体としての子どもと家庭の支援
児童相談所や婦人相談所等での援助業務―子ども・女性・家族相談の成り立ち
子どもの入所施設における支援と課題―傷ついた子どもとその家族に寄り添う
障害児・者の福祉を見渡す―多職種連携の一翼を担うために
知的障害・発達障害・強度行動障害児・者への支援―社会全体を見渡して、一人ひとりに向きあう
身体障害児・者等への支援―ニーズを共有して、生活に寄り添う
高齢者の在宅支援と施設利用者の支援―利用者と支援者を支えるしくみ
高齢者心理へのアプローチの実際―よりよきアセスメントとケアに向けて
福祉分野でのその他の取り組み―福祉のその先を見据えて
心理職業務への自己視点と他者視点からの考察―心理職の内と外
著者等紹介
川畑隆[カワバタタカシ]
同志社大学大学院文学研究科(心理学専攻)修了。1978年、京都府に心理職として採用。児童相談所に勤務。2006年、京都学園大学(現・京都先端科学大学)の教員に転職。2020年、退職。現在、そだちと臨床研究会臨床心理士
笹川宏樹[ササカワヒロキ]
奈良教育大学大学院教育学研究科中退。1984年、奈良県に心理判定員として採用。児童相談所、知的障害者更生相談所、心身障害者リハビリテーションセンター、奈良県中央こども家庭相談センター、福祉型障害児入所施設等を経て現職。現在、同志社大学心理学部客員教授。公認心理師、臨床心理士、社会福祉士
宮井研治[ミヤイケンジ]
同志社大学文学部文化学科心理学専攻卒。1982年、大阪市に臨床心理職員として採用。情緒障害児短期治療施設児童院、大阪市こども相談センター、大阪市南部こども相談センターなどでの勤務を経て2017年より現職。現在、京都橘大学健康科学部心理学科特任教授。公認心理師、臨床心理士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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