出版社内容情報
日本ではじめてのデジタルゲーム研究の入門書ついに刊行!!
社会の課題解決を果たすゲーム研究の道標書――
『パックマン』制作者/日本デジタルゲーム学会フェロー 岩谷 徹氏推薦
なんと真面目なゲーム「研究」の攻略本です――
『ゼビウス』制作者/東京工芸大学芸術学部ゲーム学科教授 遠藤雅伸氏推薦
最先端のテクノロジーと文化が反映されるデジタルゲーム。現在、世界規模のeスポーツからスマホで気軽にできるものまで様々な形態がある。このデジタルゲームについて現在、大学等で研究する機運が高まっている。本書は、初学者が手軽に読める入門書として、研究の歴史や重要文献、調査の仕方や論文の書き方などを丁寧に解説していく。
目次
序章 ゲーム研究への招待
第1章 ゲーム研究の歴史
第2章 研究の進め方・準備編
第3章 研究の進め方・執筆編
第4章 ゲーム研究の方法
第5章 ゲーム研究の論文を読む
第6章 ゲーム研究の多様なアプローチ
著者等紹介
小林信重[コバヤシノブシゲ]
東北学院大学教養学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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キリル
9
近年、eスポーツで脚光を浴びながらも、まだ学問分野としては認知されているとは言い難いデジタルゲームの研究をしたい人に向けた入門書。デジタルゲームの研究の歴史から論文の書き方、調査手法まで説明されています。実際に書かれた論文が読み解かれてあり、これからこの分野の研究をしたい研究者にとっては貴重な具体例を学ぶことができます。研究テーマや研究を始めたきっかけ、研究の魅力についての第一線の先生方の意見は興味深かったです。ゲーム研究で役立つ書籍がレビューも交えて紹介されているなどこの分野の貴重な情報でいっぱいです。2020/08/23
kenitirokikuti
6
欧州では、ニューメディア研究、文学理論や映画研究の領域を基盤としたもの。特にインタラクティブ性に注目した。が、盛んであった。21世紀になり、デジタルゲームをゲームとして研究することが始まった。2003年がデジタルゲーム研究の国際学会 DiGRA設立である▲日本でゲーム研究を専攻できる大学・大学院。創価大学、文学研究科社会学専攻(専任教員、渋谷明子)。これはマスメディア研究のようす。2020/09/21
Ecriture
2
ゲームにとどまらず一般的なレポート作成や論文執筆に役立つ入門書。段階に応じて陥りやすい失敗の傾向が書かれていて、初心者や院生はもちろん、長年活動してきた研究者にも得るものがある。読みやすいので、単純にもっとゲームを楽しみたい人にもおすすめ。2020/09/17