出版社内容情報
経営史学とは何か、どのような特質を持っているのか、そしてどのような有用性を持っているのか。これらの課題をアルフレッド・チャンドラーの歴史理論を軸に論じる。隣接諸科学との方法論的な異同、英米と日本の経営発展への適用について解説し、企業の進化に適応したポスト・チャンドラー・モデルを模索する。
内容説明
経営史学とは何か、どのような特質を持っているのか、そしてどのような有用性を持っているのか。これらの課題をアルフレッド・チャンドラーの歴史理論を軸に論じる。隣接諸科学との方法論的な異同、英米と日本の経営発展への適用について解説し、企業の進化に適応したポスト・チャンドラー・モデルを模索する。
目次
経営史とは何か
チャンドラー・モデルの理論的背景と概要
組織は戦略に従わないのか
グローバリゼーションとチャンドラー・モデル
革新の概念と経営史
進化の概念と経営史
イギリスの経営発展とチャンドラー・モデル
日本型企業システムとチャンドラー・モデル
チャンドラー・モデルの意義と限界
チャンドラー・モデルの行く末
企業の境界とは何か
QCDからQCFDへ
日本経営史学の思想史的性格
経営史の意義
『経営史の再構想』を読む
著者等紹介
安部悦生[アベエツオ]
1949年生まれ。1978年一橋大学大学院経済学研究科博士課程中退。現在、明治大学経営学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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