出版社内容情報
〈自閉症学〉に出会うと、自分のこと、障害のこと、社会のことが少し違った角度で見えてくる。
18の学問・テーマから“自閉症”にアプローチすることで、この現代という時代とわれわれ人間への理解を深める、まったく新しい試みのはじまり。
いざ、<自閉症学>の世界へ――
なぜいま“自閉症”が注目されるのか?
この自閉症にアプローチすることで、現代社会や今を生きるわれわれ人間のことをあらためて問うことができるのではないか?
――本書では「心理学」「哲学」「文化人類学」「法律」「文学」「生物学」など、文系・理系あわせ18の学問・切り口から自閉症をとらえることで、この現代という時代と人間理解を深めることを試みる。さまざまな学問分野からの自閉症へのアプローチの束、オーティズム・スタディーズ(Autism
Studies)の新たな可能性を示す書。國分功一郎×熊谷晋一郎×松本卓也による鼎談も同時収録。
内容説明
“自閉症学”に出会うと、自分のこと、障害のこと、社会のことが少し違った角度で見えてくる。18の学問・切り口から“自閉症”にアプローチすることで、この現代という時代とわれわれ人間への理解を深める、まったく新しい試みのはじまり。いざ、“自閉症学”の世界へ―。
目次
第1章 心理学―心の世界の探究者からみた自閉症
第2章 精神病理学/精神分析―世界体験を通して理解する自閉症
第3章 哲学―「人間」を考え続けた二五〇〇年の歴史が変わる
第4章 文化人類学―ブッシュマンとわが子における知的障害の民族誌
第5章 社会学―自閉症から考える親密性と共同性のあいだ
第6章 法律―自閉症が生みだす「法」
第7章 文学―フィクションにおける「心の読みすぎ」と「透明化された体」
第8章 生物学―遺伝子変異と発生から解明する自閉症
第9章 認知科学―脳の認知粒度からみえてくる自閉症とコミュニケーション
鼎談 今なぜ自閉症について考えるのか?―“自閉症学”の新たな可能性へ向けて
感想・レビュー
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またの名
kentaro mori
newpapa
PukaPuka
marukuso