出版社内容情報
高校3年間の学習実態に関するパネル調査
大学入試改革と教育現場との距離を埋め、実効的な高大接続改革のためのデータを示す。
現在、高校・入試・大学の三位一体改革が進行中だが、高校生の学習行動で明らかになっていることは多くなく、具体的な裏づけを欠いたままの教育政策が危惧されている。はたしていまどきの高校生はどれほどの時間を学習に割きそれは3年間でどう変わるのか、高校生にとって大学入試の存在はいかほどの重要性があり、入試改革にはどれほどの効果が見込めるのか。本書は、首都圏の進学校ならびに進学中堅校に通う高校生約3300人を対象に行ったパネル調査から、高校生の学習行動の実態を詳細に描き出す。
内容説明
現在、高校・入試・大学の三位一体改革が進行中だが、高校生の学習行動で明らかになっていることは多くなく、具体的な裏づけを欠いたままの教育政策が危惧されている。はたしていまどきの高校生はどれほどの時間を学習に割きそれは3年間でどう変わるのか、高校生にとって大学入試の存在はいかほどの重要性があり、入試改革にはどれほどの効果が見込めるのか。本書は、首都圏の進学校ならびに進学中堅校に通う高校生約3300人を対象に行ったパネル調査から、高校生の学習行動の実態を詳細に描き出す。
目次
なぜ、「高校生の学習行動」なのか
第1部 調査の概要と基礎分析(研究方法と調査の概要;学習行動の実相―高校3年間の変化を追う)
第2部 学習行動を左右するもの(大学入試は学習誘因となるか―学習時間の変化とその背景;定期考査の位置づけ―進学中堅校の悩ましさ;入試方法志向の変化とそのメカニズム;部活動と学習の距離をどうみるか;進学中堅校「猛勉強型」の悩ましさ―友人は学習の「同志」なのか「敵」なのか)
第3部 首都圏高校生たちにみる「学習行動の多様性」(女子の学習行動―その特性が示唆する課題は何か;進学校の多様性)
高校生の学習行動の構造と大学入試・高大接続改革
著者等紹介
山村滋[ヤマムラシゲル]
1955年埼玉県生まれ。1988年京都大学大学院教育学研究科博士後期課程学修認定、博士(教育学)。現在、独立行政法人大学入試センター研究開発部教授
濱中淳子[ハマナカジュンコ]
1974年富山県生まれ。2003年東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学、博士(教育学)。現在、早稲田大学教育・総合科学学術院教授
立脇洋介[タテワキヨウスケ]
1978年新潟県生まれ。2007年筑波大学大学院人間総合科学研究科心理学専攻修了、博士(心理学)。現在、九州大学アドミッションセンター准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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