出版社内容情報
あたらしい歴史学をもとめて
「近社研」という夢の軌跡
かつて社会史を「控えめな合言葉」に、京都に集った研究者たちがいた。
270回を超える例会、500前後のテーマをめぐって繰り広げられた議論、その軌跡を当事者の言葉でたどる貴重な記録。
本書は、33年間にわたり関西の研究会文化の雄として知られた「近代社会史研究会」の軌跡を、関係した多くの研究者たちの文章を通じて立体的に描き出す。欧米を中心とした(しかしアジアやアフリカも視野に収める)「近代社会史」という歴史学実践の射程を振り返るとともに、研究会文化の切り口から「現代社会史」として見つめ直し、社会史の歴史と社会史の広がり、他のディシプリンとの連携、そしてこれからの豊かな可能性を展望する。
内容説明
本書は、三三年間にわたり関西の研究会文化の雄として知られた「近代社会史研究会」の軌跡を、関係した多くの研究者たちの文章を通じて立体的に描き出す。欧米を中心とした(しかしアジアやアフリカも視野に収める)「近代社会史」という歴史学実践の射程を振り返るとともに、研究会文化の切り口から「現代社会史」として見つめ直し、社会史の歴史と社会史の広がり、他のディシプリンとの連携、そしてこれからの豊かな可能性を展望する。
目次
「近社研」の軌跡をたどる―情熱の草創から苦渋の終幕へ
第1部 記憶と歴史のはざまで(草創期の人とあれこれ;社会史を紡ぎだす―共同論集企画の参加者たちから;近社研の新しい「かたち」を求めて―第二期世話人から;近社研と出会う―例会の報告者たちから)
第2部 記録篇(近代社会史研究会総記録;『会報』から;共同論集全四巻の目次)
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