出版社内容情報
「殺人」を問いなおす
「非暴力」「平和」を超えた「非殺人」とは何か……
社会の安寧に向けた、新たな政治学の提唱。
政治学は「人間の性質と社会生活において殺人は不可避」との仮説上に成立しているが、これは疑わしい。社会の安寧を考える際に、単に平和や暴力を超え、人間の生命を奪うこと自体に焦点を当てることが必要である。本書では、あらゆる形態の暴力の源泉と、その維持装置となっている「殺人」から解放する「非殺人」という概念を提唱し、非殺人的なグローバル社会の建設は可能とし、社会における政治学の役割変革も目指す。
(原著 Glenn D. Paige
内容説明
政治学は「人間の性質と社会生活において殺人は不可避」との仮説上に成立しているが、これは疑わしい。社会の安寧を考える際に、単に平和や暴力を超え、人間の生命を奪うこと自体に焦点を当てることが必要である。本書では、あらゆる形態の暴力の源泉と、その維持装置となっている「殺人」から解放する「非殺人」という概念を提唱し、非殺人的なグローバル社会の建設は可能とし、社会における政治学の役割変革も目指す。
目次
第1章 殺戮なき社会
第2章 非殺人社会のための能力
第3章 政治学への影響
第4章 問題解決への影響
第5章 制度への影響
第6章 非殺人グローバル政治学
著者等紹介
酒井英一[サカイヒデカズ]
1964年佐賀県生まれ。2000年ハワイ大学政治学部大学院博士課程修了。政治学博士(Ph.D.)。現在、関西外国語大学外国語学部教授
岡本三夫[オカモトミツオ]
広島修道大学名誉教授
大屋モナ[オオヤモナ]
翻訳家、通訳(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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