内容説明
地域包括ケアの実現に向けた空間・時間情報の貴重な活用例。データの見える化によって得られた知見を地域の政策に反映させるためのプロセスを検討し、地域特性に応じた健康まちづくりの政策デザインを提起する。
目次
エビデンスベースの地域政策デザインに向けて
第1部 健康まちづくり政策の課題(地域包括ケアの現状と課題;エリアマネジメントと健康まちづくり)
第2部 地区高齢者データの見える化(国保データベース・後期高齢者データベースの「見える化」;エクセルによるCSVデータの解析方法―レセプト・健診データからつくる保健事業;認知症に関連する地区特性に関する考察)
第3部 データ解析に基づく健康まちづくり(健康の社会格差;健康データベースと災害情報との組み合わせによる見える化;高齢者施設配置の適正化に向けた地理的展開―高齢者の生活域に関するエビデンスの活用事例)
第4部 地域の医療・介護経済の評価(医療・介護保険の財政分析;家内ケア労働と介護離職問題の実態と社会的費用;介護離職と「家族レジリエンス」のとらえ―地域包括ケアシステム下での家族支援;医療・介護部門の地域産業連関分析)
域学共創研究による地域政策形成
著者等紹介
平子紘平[ヒラココウヘイ]
金沢大学先端科学・社会共創推進機構産学官連携・知財推進グループ特任助教。専門は自治体と大学の共創研究・研究支援・産学官連携(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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