出版社内容情報
戦後ヨーロッパが歩んだ道
制度の発展、共通政策分野の広がり、加盟国拡大…
欧州連合という前例なき挑戦、その歴史と到達点。
戦後ヨーロッパはいかなる道を歩んだのか。大きな争点としてあり続けた「統合」の歴史と現状はいかなるものなのか。本書では、制度の発展、共通政策分野の広がり、加盟国拡大という「三つの統合史の流れ」、そして英国のEU離脱、ユーロ危機、難民問題という今日直面している「三つの問題に至る流れ」の二つの視点を交錯させつつ 描き出す。
内容説明
戦後ヨーロッパはいかなる道を歩んだのか。大きな争点としてあり続けた「統合」の歴史と現状はいかなるものなのか。本書では、制度の発展、共通政策分野の広がり、加盟国拡大という「三つの統合史の流れ」、そして英国のEU離脱、ユーロ危機、難民問題という今日直面している「三つの問題に至る流れ」の二つの視点を交錯させつつ描き出す。
目次
世界史の中の欧州統合
第1部 欧州統合のはじまり(超国家的統合の始動と欧州石炭鉄鋼共同体の形成―戦間期から一九五〇年代初めまで;欧州防衛共同体の挫折と欧州経済共同体の形成―一九五〇年代の統合と「共同市場」という選択;加盟国拡大と政治協力の起点―イギリスの欧州経済共同体への第一次加盟申請とエリゼ条約、一九五八~一九六三年)
第2部 欧州統合の模索(草創期の欧州経済共同体―一九六〇年代の危機と欧州統合;欧州統合の新段階―長い一九七〇年代の光と影;欧州統合の再出発―単一欧州議定書とマーストリヒト条約、一九八四~一九九三年)
第3部 欧州連合の時代(冷戦後世界へのダイビング―一九九〇年代の野心と不安;ビッグ・バン拡大からリスボン条約へ―危機の序章としての二〇〇〇年代;試練の中の欧州連合―二〇一〇年代とブレグジット)
著者等紹介
益田実[マスダミノル]
1965年山口県生まれ。1994年京都大学大学院法学研究科博士後期課程中退。博士(法学)。現在、立命館大学国際関係学部教授
山本健[ヤマモトタケシ]
1973年岐阜県生まれ。2008年ロンドン大学ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)国際関係史学部博士課程修了。Ph.D.(国際関係史)。現在、西南学院大学法学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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