出版社内容情報
NPO法制定から20有余年、その間の公共経営を振り返り、行政の果たしてきた役割や市民活動、NPOが担う社会課題への取組みなどを紹介。一方で公共経営の新しい姿を、ソーシャルイノベーションの実例や、ソーシャル・インパクト・ボンドなどの新たな資金の流れなどを通して俯瞰する。社会とともに変遷していく公共のカタチを、非営利セクターなどの社会課題解決の担い手たちに焦点を当て、理論と実践を学ぶテキスト。
目次
新しい公共経営論
第1部 新しい公共経営を学ぶ(市場の失敗、政府の失敗、NPOの失敗;社会起業家とソーシャル・イノベーション;社会課題の解決を促す資金の流れ;企業が解決する社会的課題とマネジメント;不確実性と公的・非営利組織のマネジメント;学生のソーシャル・ベンチャー)
第2部 公共経営と市民社会・NPOの四半世紀(変わりゆく行政;アートプロジェクトと地域経済;市民の資金をつなぐNPOバンク;ソーシャルメディアと市民放送局;あらためて考えるNPO中間支援と市民社会)
著者等紹介
樽見弘紀[タルミヒロノリ]
1959年生まれ。1991年ニューヨーク大学公共経営大学院修士課程修了。立教大学大学院法学研究科政治学専攻博士後期課程単位取得退学。現在、北海学園大学法学部教授
服部篤子[ハットリアツコ]
1996年大阪大学大学院国際公共政策研究科国際公共政策専攻博士前期課程修了。現在、同志社大学政策学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Go Extreme
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市場・政府・NPOの失敗 市場の機能と限界 日本の営利組織と非営利組織のマッピング 社会起業家とソーシャル・イノベーション 社会起業家の定義にみる起業家精神の主要要素 ソーシャル・イノベーションと学びのプロセス 社会的インパクト投資 ソーシャル・インパクト・ボンド 企業におけるステイクホルダー・ビュー 不確実性と公的・非営利組織のマネジメント 3種類の不確実性:状況・効果・対応 組織の意思決定および計画への非線形アプローチ デザイン思考における5段階のプロセスNPOバンク ソーシャルメディアと市民放送局 2020/10/13