埼玉学園大学研究叢書<br> 近代日本における「受験」の成立―「資格」試験から「選抜」試験へ

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埼玉学園大学研究叢書
近代日本における「受験」の成立―「資格」試験から「選抜」試験へ

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  • サイズ A5判/ページ数 296p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623084739
  • NDC分類 376.8
  • Cコード C3037

出版社内容情報

「資格」から「選抜」へ。明治前期から後期にかけて、旧制高等学校の入試は、どのような変容を遂げたのか。教育制度の確立により、入試が「資格」を問うものから「選抜」の道具へと変わっていく様相を考察する。また、そのような「選抜」を支えることになる予備校や受験メディア、青年をその世界に送り出す中等教育機関の状況も分析し、私たちが「受験」という言葉からイメージする構図が成立していく様相を明らかにする。

内容説明

「受験」は如何に誕生したのか。明治前期から後期にかけて、大きな変容を遂げた旧制高等学校入試。教育制度の確立は、入試をどのように変えたのか、それを支える体制がどのように構築されたのかを考察する。

目次

入学試験の歴史を問う意味
第1部 学校制度の確立と入学試験―「選抜」としての入学試験への変化と選抜秩序の強化(高等学校の入試制度の変化―「資格」から「選抜」へ;入試問題講評にみる高等学校側の入学試験観の変化―変わらない選抜観)
第2部 受験文化の成立―「選抜」への対応と適応(予備校の成立―中等教育機関の補完から受験学力の養成へ;受験メディアと受験生の志望行動―「選抜」秩序の内面化)
第3部 中学校補習科における完成教育の模索―「選抜」への対抗と中学校の独自性の模索(補習科関係法令の変遷と実業教育の位置付け―「選抜」から距離を取る中学校像の模索;受験準備を目的としない補習科の設置と挫折―千葉中学校の実業補習科)
「受験」の成立―「創設」の時代から「調整」の時代へ

著者等紹介

吉野剛弘[ヨシノタケヒロ]
1975年千葉県生まれ。1998年慶應義塾大学文学部卒業。2016年慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。博士(教育学)。鹿児島女子短期大学講師、東京電機大学講師などを経て、埼玉学園大学人間学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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maqiso

1
明治後半に旧制中学と旧制高校の学力がつながると受験の意味合いが資格を問うものから選抜を行うものに変わったが、試験者側の観点は変わらず、一高を頂点とする受験競争が始まった。大学になるために設置した予科が予備校と化したり、受験準備機関と化した中学校が実学教育を模索して失敗したりと、短い間に広まっているのが面白い。2019/10/23

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