「少年」「少女」の誕生

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  • サイズ A5判/ページ数 509p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623084401
  • NDC分類 051
  • Cコード C3036

出版社内容情報

少年少女雑誌と「少年」「少女」は、どのように生まれて、どのように変遷したのか。
社会学・文学的考察に加え、メディア論的な視点からも読み解く全12章。

「少年」「少女」に関する知はどのように作られ、またなぜ作られたのか。『日本少年』『少女の友』をはじめとする少年少女雑誌を詳細に分析し、少年少女雑誌における「少年」「少女」の誕生と変遷を明らかにする。
少年少女向けのメディアを比較分析する全?部構成で、少年少女小説、伝記、少年少女詩、抒情画、通信欄・文芸欄などを丁寧に読み解きながら、時代による変化をはじめ、媒体による差異、その繊細なせめぎあいを描き出す。

内容説明

少年少女雑誌と「少年」「少女」は、どのように生まれて、どのように変遷したのか。社会学・文学的考察に加え、メディア論的な視点からも読み解く全12章。

目次

少年少女雑誌と「少年」「少女」はどのように生まれてどのように変遷したのか
第1部 「少年」「少女」の起源(子どものメディアから「少年」のメディアへ―作文投稿雑誌から少年雑誌へ;「少年」のメディアから「少年」「少女」のメディアへ―少年雑誌から少年少女雑誌へ;大人と異なる存在としての「少年」「少女」へ―『少年世界』『少女世界』から『日本少年』『少女の友』へ)
第2部 「少年」「少女」の展開(新体詩の名手と口語詩の名手―『日本少年』『少女の友』の少年少女詩の差異;少女雑誌のアイドルと少年雑誌のアイドルの不在―『日本少年』『少女の友』の投書欄の差異;あこがれの才色兼備のお嬢さま―『少女の友』の変化;完全無欠の英雄―『日本少年』の変化)
第3部 「少年」「少女」の変容と解体(都市新中間層の「少年」「少女」からあらゆる階層の「少年」「少女」へ―『日本少年』『少女の友』から『少年倶楽部』『少女倶楽部』へ;「少年」「少女」から少国民へ―総力戦体制下の少年少女雑誌;「少年」「少女」の価値の喪失―戦前の少年少女雑誌から戦後の少年少女雑誌へ)
「少年」「少女」の誕生と変遷

著者等紹介

今田絵里香[イマダエリカ]
1975年京都府生まれ。2004年京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。2006年京都大学博士(人間・環境学)。現在、成蹊大学文学部現代社会学科准教授。専攻:メディア史、教育社会学、ジェンダー論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さぶろうの領土

3
「少年」や「少女」という【概念】が、いつどのように生まれ、どういう存在だと認識されていたのか。そしてどのように変遷していったのかを、当時の少年・少女雑誌の記述から解き明かしている。1800年後半から1970年ごろまでの少年少女雑誌を取り上げていてテーマ史としても読める。個人的に読者投稿欄での読者同士の交流の話がとても面白かった。「子供」という概念の誕生もそうだけど、新しい共同体や集団が生まれると、それに伴って新しい概念や固有名詞も生まれるんだね。言われてみれば当然の事なんだけれども 2023/10/11

もよこ

2
「少年」「少女」は創られた存在、創られた知であり、それは時代とともに変化している。けして「こうあらねばならない」ということはないのだということ。そして戦前の男女別学から繋がる男女間のジェンダーロールの固定化、権力の格差の問題の糸口を掴んだ。またメディアの大衆化はある意味ではよいことではある(例えば私のような庶民も活字に触れられる)けれども、そのせいで失われたものの大きさを考えてしまう。美しい文章を紡ぐ能力や抒情を理解する能力、美しい所作や美学…。「日本少年」から「少年倶楽部」の変遷を辿って残念さを感じた2019/12/17

takao

0
ふむ2025/05/07

よっちん

0
研究室2022/08/03

ガジ

0
読了した・・・・!!!!今田先生のすごいところは圧倒的情報量を整然と分類し分析を加えているところ。更に終章と序章で答と問いが明確に示されているところ!面白かった!!!第三部の「少年と少女の変容・解体」は戦中戦後の少国民を捉えていて、現在の少年や少女論を考えるうえでかなり重要になってくる気がする。もちろん、少年少女の起源に関する記述も明瞭で、とっても面白かった!!!!2022/04/25

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