出版社内容情報
なぜファンは熱狂するのか。レスラー、新聞報道、テレビ実況、激論… 知られざるワンダーランド、その深奥に迫る。プロレスとはいったい何か。何度かの低迷を経験してきたプロレス界は近年再び盛り上がり、スポーツとエンタテインメントにまたがった「ジャンルの鬼っ子」としての魅力を放っている。本書では、80年代後半からプロレスという「現象」を探究してきた著者がスポーツ社会学、ロラン・バルトのテキストなど様々な方法論でプロレスの現状を読み解く。また、力道山のプロレスが持つ意味合いを解明し、力道山死後のプロレス史も考察する。
はしがき
主な日本のプロレス団体系図(男子)(女子)
第1章 ロラン・バルトとフランス・プロレス衰亡史
1 ロラン・バルト「レッスルする世界/プロレスする世界」をめぐって
2 知られざるフランス・プロレス史
3 衰退に向かうフランス・マット界
第2章 力道山研究という鉱脈
1 私的「力道山」史
2 リアルタイム世代は力道山をどう見たのか
3 力道山、プロレス・デビューまで
4 ライブ時代の力道山
5 テレビ時代の力道山
6 一般紙が報道した力道山/プロレス
7 社会現象を起こしたプロレス
8 力道山晩年のプロレス報道
第3章 日本プロレス史の断章
1 吉村道明という存在
2 哀愁の国際プロレス
3 アントニオ猪木除名と連合赤軍事件
4 古舘伊知郎の実況とは何だったのか
5 UWF現象の日々
6 プロレスラーはどれくらい知られているのか
7 プロレスと永田町
第4章 プロレス文化研究会の言説
1 現代風俗研究会
2 『知的プロレス論のすすめ』からの一〇年
3 始動したプロレス文化研究会
4 プロレスがドン底の頃
5 多様な議論の場として
主要参考文献
あとがき
プロレス文化研究会のあゆみ
日本プロレス史年表
資料 兵庫県阪神シニアカレッジ講義「力道山と日本人」アンケート
人名索引
岡村 正史[オカムラ マサシ]
著・文・その他
内容説明
プロレスとはいったい何か。何度かの低迷を経験してきたプロレス界は近年再び盛り上がり、スポーツとエンタテインメントにまたがった「ジャンルの鬼っ子」としての魅力を放っている。本書では、八〇年代後半からプロレスという「現象」を探究してきた著者がスポーツ社会学、ロラン・バルトのテキストなど様々な方法論でプロレスの現状を読み解く。また、力道山のプロレスが持つ意味合いを解明し、力道山死後のプロレス史も考察する。
目次
第1章 ロラン・バルトとフランス・プロレス衰亡史(ロラン・バルト「レッスルする世界/プロレスする世界」をめぐって;知られざるフランス・プロレス史 ほか)
第2章 力道山研究という鉱脈(私的「力道山」史;リアルタイム世代は力道山をどう見たのか ほか)
第3章 日本プロレス史の断章(吉村道明という存在;哀愁の国際プロレス ほか)
第4章 プロレス文化研究会の言説(現代風俗研究会;『知的プロレス論のすすめ』からの一〇年 ほか)
著者等紹介
岡村正史[オカムラマサシ]
1954年三重県一志郡(現・津市)生まれ。1976年同志社大学文学部卒業。1980年同志社大学大学院文学研究科修了。修士(文学)。2010年大阪大学大学院人間科学研究科博士後期課程修了。博士(人間科学)。現在、プロレス文化研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
こばまり
Chili
おおきなかぶ
トト
spock