ミネルヴァ日本評伝選<br> 式子内親王―たえだえかかる雪の玉水

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ミネルヴァ日本評伝選
式子内親王―たえだえかかる雪の玉水

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  • サイズ A5判/ページ数 413p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784623083602
  • NDC分類 911.132
  • Cコード C0395

出版社内容情報

『新古今和歌集』第一の女流歌人、式子内親王。彼女の虚構の歌の世界には、人生とこの世に対する思索が底流する。その到達点を探る。虚構の歌に、真(まこと)あり…

院政期女流歌人が拓いた地平。



賀茂斎院をつとめ、藤原俊成を師とし、『新古今和歌集』第一の女流歌人となった後白河院皇女、式子内親王。定家との出会いを通じて深めた虚構の歌の世界には、人生とこの世に対する思索が底流する。その到達点を探る。

はしがき



第一章 斎院以前

 1 「玉の緒よ」歌と「山深み」歌の方法

 2 名について

 3 式子の生まれ



第二章 斎院時代

 1 賀茂斎院となる

 2 斎院を退下する



第三章 定家に出会うまで

 1 退下後のくらし

 2 『千載集』入集

 3 歌の道のみちびくままに――定家と式子



第四章 二つの百首歌

 1 式子内親王出家の事

 2 後白河院崩御

 3 二つの百首歌――A百首

 4 二つの百首歌――B百首

 5 経房邸で



第五章 晩年の式子内親王

 1 大炊殿の日々

 2 月次絵巻

 3 俊成『古来風躰抄』

 4 最後の百首歌

 5 臨終の床で



第六章 伝説の式子内親王

 1 謡曲「定家」

 2 浄瑠璃の世界の二人



第七章 式子内親王と和歌

 1 式子内親王の歌

 2 和歌史の歩みとともに



参考文献

あとがき

式子内親王略年譜

引用和歌索引

人名索引

奥野 陽子[オクノ ヨウコ]
著・文・その他

内容説明

式子内親王(一一四九~一二〇一)平安末期の皇女・歌人。賀茂斎院をつとめ、藤原俊成を師とし、『新古今和歌集』第一の女流歌人となった後白河院皇女、式子内親王。定家との出会いを通じて深めた虚構の歌の世界には、人生とこの世に対する思索が底流する。その到達点を探る。

目次

第1章 斎院以前
第2章 斎院時代
第3章 定家に出会うまで
第4章 二つの百首歌
第5章 晩年の式子内親王
第6章 伝説の式子内親王
第7章 式子内親王と和歌

著者等紹介

奥野陽子[オクノヨウコ]
1951年京都市生まれ。奈良女子大学大学院文学研究科国文学専攻修了。奈良女子大学、新見女子短期大学、京都光華女子大学勤務等を経て、2016年大阪工業大学を定年退職。同年度大阪工業大学客員教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

双海(ふたみ)

9
私のような浅学菲才の身にはかなり難しかった。2割くらいしか理解できていない。いずれ再読します。2023/10/01

かな

5
百人一首にも採られた式子内親王の和歌「玉の緒よ 絶えねば絶えね ながらへば 忍ぶることの よわりもぞする」は、「忍ぶ恋」という設定のもと詠まれた虚構だ、というのが現在の通説のようだが、それは、この歌がこの謎多き皇女の本来の姿に反することを意味するか?筆者の結論は「否」である。殆どがフィクションであったその歌たちが、だからこそあぶり出した本質を、歴史的資料も照らし検証した読みごたえある本。お能「定家葛」など彼女の恋伝説は根強く残るが、定家は何よりも彼女のファンだったのだろうなと思う。私もまたファンになった。2020/03/30

Waka

0
再読。といっても、資料として折々読み返しているので、もう10回ぐらい読んだ気分。式子内親王関係の図書のなかでも新しいのと、筆者の姿勢が真摯なのとで、信用して読める。式子内親王に関しては、研究者でもない小説家崩れのような人が最新の研究も従来の研究も何も踏まえず好き勝手論じたような図書が数々出ており、嘆かわしい。そうした図書ではなく奥野氏の図書のような信用に足るものが広まってほしい、と切に願う。2020/10/08

Waka

0
いろいろすごかった。古本買います。資料としても読み物としても、何度も読みたい。2019/06/23

だな

0
面白かった2019/01/26

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