出版社内容情報
調査の企画から報告書作成までの方法と手順を追いながら、定量調査、定性調査の思考・発想の仕方を解説する調査を企画し、実施し、分析して報告書を作成するということにはそれが定量調査であっても定性調査であっても必ず調査者独自の解釈を伴いそれを避けることができない。そのため、調査者は、それを前提にしたうえで、自分の主観的な解釈と再帰的にリサーチを企画し、実施し、分析する必要がある。
本書では、調査の企画から報告書作成までの方法と手順を追いながら、定量調査、定性調査の思考・発想の仕方を解説する。そこから実際にどのようなアクションを考え出すかを紹介するとともに、リサーチの本質を明らかにする。
序
第1章 リサーチは再帰的な解釈の行為
1 リサーチにおける思考と解釈
2 再帰的な解釈という自覚
第2章 リサーチ企画の思考
1 逆転発想
2 量的調査と質的調査――上質のパンと山盛りの具のサンドイッチ方式を
3 製品のライフサイクル別の調査テーマ
4 ブランドに関する調査テーマ
第3章 量的調査(定量調査)の思考
1 量的調査の種類
2 調査票の作成
3 サンプリング
4 実 査
5 エディティング、コーディング、インプット
6 集 計
7 多変量解析
8 分析コメントの作成
第4章 質的調査(定性調査)の思考
1 質的調査の種類
2 実 査
3 ブリーフィングとコメント作成
第5章 報告書作成の思考
1 報告書の構成
2 報告書作成の考え方
第6章 最近のリサーチ動向とその思考
1 ビッグデータやAIの影響
2 ポストモダンの再帰的近代社会における発想の転換
3 グローバリゼーションが進む社会におけるマーケティングやリサーチの思考の変化
結
あとがき
参考文献
資 料
1 郵送調査の調査票例
2 インターネット調査票の事例
3 自由回答の事例
索 引
中西 眞知子[ナカニシ マチコ]
著・文・その他
内容説明
企画書の作成、量的調査、質的調査、分析報告書作成などのリサーチの節目において、どのように考えていけばいいのか、「リサーチの思考」と「リサーチの技法」についてその具体的なやり方を含めて考える。
目次
第1章 リサーチは再帰的な解釈の行為
第2章 リサーチ企画の思考
第3章 量的調査(定量調査)の思考
第4章 質的調査(定性調査)の思考
第5章 報告書作成の思考
第6章 最近のリサーチ動向とその思考
資料
著者等紹介
中西眞知子[ナカニシマチコ]
大阪大学人間科学部卒業。京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了。大阪大学大学院国際公共政策研究科博士後期課程修了。博士(国際公共政策)。(株)インテージ(社会調査研究所)、中京大学経営学部助教授を経て、中京大学経営学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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