出版社内容情報
日本の教育の特徴と課題とは。改革が進む日本の教育の各分野での歩みの成果と経験をどのように発展させるのか日本の教育はいま――。
改革が進む日本の教育の各分野での実態と理論的到達点が、世界的・歴史的な教育理論のなかにどのように位置づくかを明らかにする。本質的なところを理論的にわかりやすく解説。教員採用試験の対策にも役立つ。
まえがき
第1章 教育・人間・言語
1 人間の理解
2 デカルトとチョムスキーの問題提起
3 初期の有意味語に含まれる言語の「曖昧」さ
4 関連性への志向??ことばの生成の主体的側面の秘密
5 創造を内に秘めた模倣
6 自我とことば??ことばの自己帰還
7 ヴィゴツキーの内言理論と人間の表現
第2章 発達と教育
1 人間の発達は教育によって可能となる
2 遺伝と環境は人間の発達にどのように影響するのか
3 発達と教育の相互関係
4 人は発達する存在である
第3章 学校で何を教えるか??教育課程の問題
1 教育課程編成の基本問題
2 学習指導要領の変遷の歴史
3 2017(平成29)年学習指導要領改訂の特徴
4 これからの教育課程編成の課題
第4章 教育方法
1 教育内容と教材・教具
2 教材と教具
3 教授行為の工夫
4 学習者論
5 授業の計画と評価
6 「総合的な学習」の授業づくり
7 これからの授業??「主体的・対話的で深い学び」
第5章 生活指導??その特色と役割
1 生活指導とは何か
2 『生徒指導提要』と学習指導要領における生活指導の位置
3 生活指導の歴史と現状
4 生活指導の教育評価
5 生活指導の幅広さ
第6章 進路指導・キャリア教育??教育と職業社会
1 進路指導とキャリア教育
2 小学校におけるキャリア教育と進路指導
3 中学校におけるキャリア教育と進路指導
4 高等学校の進路指導とキャリア教育
5 若年労働市場の変化と高校での就職指導
6 高校での進学指導と新たなリスク
7 青年の発達保障と進路指導の課題
第7章 教職の専門性と現代教師の課題
1 教職の歴史と専門職としての教師像
2 教師の職務と学校自治・学校づくり
3 専門職としての教師の成長??教師の養成・採用・研修
第8章 日本の教育制度
1 日本国憲法・旧教育基本法と教育制度
2 教育を受ける権利と義務教育制度
3 戦後日本の学校制度
4 教育行政と教育基本法
5 教育委員会制度と教育財政制度
第9章 情報化と教育
1 教育の情報化の萌芽期
2 教育の情報化と体系的な情報教育の推進
3 体系的な情報教育の推進に向けた教員のICT活用指導力の育成
4 情報活用能力の育成と「学びのイノベーション」に向けた取り組みの推進
5 教育政策における「情報化と教育」の新たな動き
6 情報活用能力と21世紀型スキルの関係
7 教育課程のなかでの「情報化と教育」の今後
8 「情報化と教育」??これを私たちはどのように考えて行ったらいいのか
第10章 教育権に関する国際合意形成と教育実践
1 国際的な教育権規定の歴史的発展と時代区分
2 新自由主義・構造改革と教育格差の拡大
3 目的規定の大綱性と教育内容編成
4 教師専門職性の国際動向と教育権
5 今後の展望
資料編
索 引
南新 秀一[ミナミシン シュウイチ]
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鋒山 泰弘[ホコヤマ ヤスヒロ]
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吉岡 真佐樹[ヨシオカ マサキ]
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内容説明
日本の教育はいま―。改革が進む日本の教育の各分野での実態と理論的到達点が、世界的・歴史的な教育理論のなかにどのように位置づくかを明らかにする。本質的なところを理論的にわかりやすく解説。教員採用試験の対策にも役立つ。
目次
第1章 教育・人間・言語
第2章 発達と教育
第3章 学校で何を教えるか―教育課程の問題
第4章 教育方法
第5章 生活指導―その特色と役割
第6章 進路指導・キャリア教育―教育と職業社会
第7章 教職の専門性と現代教師の課題
第8章 日本の教育制度
第9章 情報化と教育
第10章 教育権に関する国際合意形成と教育実践