松山大学研究叢書<br> プロフェッショナル労働市場―スキル形成・賃金・転職の実態分析

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松山大学研究叢書
プロフェッショナル労働市場―スキル形成・賃金・転職の実態分析

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  • サイズ A5判/ページ数 199p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623082643
  • NDC分類 366.29
  • Cコード C3033

出版社内容情報

専門職を効果的に育てる社会システムとは。日米の医療・科学技術分野を中心に、人材形成の実態を労働経済学から検証。日本の社会システムにおいて、いかにプロフェッショナル(専門職)を安定的に養成し、彼らが担う分野の成長を支えるのか。本書は、特に今後の産業をリードする医療と科学技術分野を軸に、労働経済の分析視点から労働市場を類型化し、既存の内部労働市場における人材育成の実態を明らかにする。米国との比較も含め、スキル形成とその汎用性、賃金、労働移動について実証的分析を行い、プロフェッショナル労働市場のあり方を考察する。

はじめに

第1章 プロフェッショナルとは何か
 1 プロフェッショナルの増加が意味するもの
 2 被雇用化の進展と概念的混乱
 3 理念型としてのプロフェッショナル概念
 4 職業グループの類型化
 5 専門的知識の差異と労働市場

第2章 労働市場分析のフレームワーク
 1 労働市場を捉える視点
 2 分析対象としての組織内プロフェッショナル
 3 内部労働市場論と先行の実証研究
 4 本書の分析フレームワークと実証研究上の論点
 5 ルールによる労働市場の管理

第3章 スキル形成の比較
 1 スキル形成と企業・職能団体の役割
 2 医療プロフェッショナル
 3 企業内ホワイトカラー型プロフェッショナル
 4 労働市場制度化の濃淡と方向性

第4章 スキルの汎用性と転職志向
 1 スキルの汎用性と労働市場
 2 スキルの汎用性と転職に関わる先行研究
 3 『ワーキングパーソン調査2010』を使った計量分析
 4 汎用性は転職を促進しない

第5章 賃金と労働移動(1):日本
 1 複眼的検証の必要性
 2 職業別労働市場を捉える3つの指標
 3 仮説の検証1:先行研究の追試
 4 仮説の検証2:賃金関数の推定と経験効果の試算
 5 管理的ルールの影響力と賃金構造

第6章 賃金と労働移動(2):アメリカ
 1 職種固有の人的資本と労働市場の制度
 2 労働市場の構造と賃金
 3 SIPP2008を使った計量分析
 4 賃金関数の推定結果と職種経験年数効果の試算
 5 プロフェッショナル養成の制度的要件

第7章 プロフェッショナル養成の現状と展望
 1 労働市場の実態
 2 熟練タイプの日本的特徴
 3 プロフェッショナル・サービスの質をどう担保するか

参考文献
あとがき
索  引

西村 健[ニシムラ タケシ]
著・文・その他

内容説明

日本の社会システムにおいて、いかにプロフェッショナル(専門職)を安定的に養成し、彼らが担う分野の成長を支えるのか。本書は、特に今後の産業をリードする医療と科学技術分野を軸に、労働経済の分析視点から労働市場を類型化し、既存の内部労働市場における人材育成の実態を明らかにする。米国との比較も含め、スキル形成とその帆用性、賃金、労働移動について実証的分析を行い、プロフェッショナル労働市場のあり方を考察する。

目次

第1章 プロフェッショナルとは何か
第2章 労働市場分析のフレームワーク
第3章 スキル形成の比較
第4章 スキルの汎用性と転職志向
第5章 賃金と労働移動(1):日本
第6章 賃金と労働移動(2):アメリカ
第7章 プロフェッショナル養成の現状と展望

著者等紹介

西村健[ニシムラタケシ]
1986年兵庫県生まれ。2010年京都大学経済学部卒業。2012年京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。2015年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了、博士(経済学)。京都大学大学院経済学研究科ジュニア・リサーチャーなどを経て、松山大学経済学部経済学科講師(専門は労働経済学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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