出版社内容情報
実践から学ぶ介護・看護の日本語教育
近年、日本で増え続けている外国人介護・看護従事者。
彼・彼女らが実際の現場で生きた日本語を習得するために、事例から授業デザインを考える。
介護と看護の日本語教育実践のためのケーススタディワークシート付き
近年、日本の介護・看護現場で増え続けている外国人人材。彼・彼女らが実際の現場で生きた日本語を習得し、コミュニティに従前と参画するために、どのような日本語教育が求められているのか。事例から授業デザインを考える実践書。
外国人医療福祉人材のための日本語教育に興味を持っている、または始めようとしている行政・企業に携わる人々におすすめの1冊。
内容説明
実践から学ぶ、介護・看護の日本語教育。近年、日本で増え続けている外国人介護・看護従事者。彼・彼女らが実際の現場で生きた日本語を習得するために、事例から授業デザインを考える。
目次
日本の福祉をめぐる外国人材受入れの諸相
第1部 外国人介護・看護従事者のための日本語教育のコースデザイン実践(介護の漢字教材の開発と公学連携によるEPA候補者支援事業;学習者の環境に合わせた研修デザイン―EPA候補者を対象とする大規模研修の海外移転;総合日本語と専門日本語を養成するコースデザイン―EPA候補者に対する訪日後研修のなかでの取り組み;外国人介護・看護従事者の「日本語ができる」とは)
第2部 外国人介護従事者のための日本語教育実践(介護の日本語教育におけるシラバスの開発―公学連携事業によるEPA候補者向け支援事業を通して;日本語教師と介護の専門家とのティームティーチング―介護の専門日本語授業での実践から;外国人介護従事者のための持続可能な日本語教育を目指して―EPA介護士による「日本語アシスタント」の試みから;産学官連携による日本語学習支援―日配介護人材への教育実践現場から;EPA候補者へ向けた自立学習支援の取り組み―第8期フィリピン訪日前研修の実践から;介護福祉士を志す留学生に対する専門課程にむけてのブリッジ教育―専門学校(介護福祉士進学コース)1年課程での実践を通して
国家試験合格を目指すEPA候補者へのストラテジーを促す日本語教育とは―介護施設での日本語教育の実践を通して
介護施設における日本語教育での日本語教師の役割―インドネシアEPA候補者に対する学習支援を通して
介護施設での介護の専門家による日本語教育―介護現場を中心とした日本語指導とその成果)
第3部 外国人看護従事者のための日本語教育実践(EPA看護師への国家試験合格のための橋渡し―日本語教師による新たな試みと役割;外国人看護要員育成のための日本語教育支援の一例―業務内容に応じた日本語能力の評価と病棟との連携の試み;外国人看護師候補者に対する看護師国家試験対策指導とテキスト作成の試み―多職種協働による広島での集合研修から;現場が求めるEPA候補者育成のための日本語教育とは―看護師から転職した日本語教師による実践事例から)
付録 介護と看護の日本語教育実践のためのケーススタディワークシート
著者等紹介
神村初美[カミムラハツミ]
2012年、首都大学東京大学院人文科学研究科人間科学専攻日本語教育学教室博士後期課程単位取得満期退学。日本語教育学博士(首都大学東京)。現在、ハノイ工業大学外国語学部日本語学科学科長、南富士株式会社ベトナム人材育成特別顧問、国立国語研究所日本語教育研究領域非常勤研究員、首都大学東京人文科学研究科非常勤講師、上智大学言語教育研究センター非常勤講師、「看護と介護の日本語教育研究会」副代表幹事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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