出版社内容情報
生徒も、先生も、学校も、変わることができる――。本書は、学力の低迷に悩んでいたある中学校での教育実践を紹介する。生徒の視点に立って課題を明らかにして、授業や補習等を計画・実施していく中で、学力の向上のみならず、生徒や教師の人間関係の改善、問題行動や保護者のクレームの減少など、大きな変化を生み出すことができた。悩みを抱えながら奮闘するすべての教師に希望をもたらす一冊。
内容説明
学力が上がった!問題行動が減った!信頼関係が生まれた!WYSH教育(「どう生きるか」を考える教育)ってなに?生徒も、先生も、保護者も、学校も、変わることができる。
目次
序章 学校が変わるために必要なこと―「どう生きるか」を考える教育
第1章 校長先生からの電話―県下で“有名”なT中学校
第2章 チームTの努力とジレンマ―“笛吹けど、閑古鳥”
第3章 WYSH的学校診断―“空回り”と“怖いオーラ”
第4章 WYSH教育とは何か―子ども中心+“SAH”
第5章 WYSH教育の実施―“教科WYSH”の試み
第6章 先生たちが変わった!―“わからない”の目線へ
第7章 生徒たちが変わった!―“ゆうスタ満員御礼”、そして全員が高校に
第8章 なぜ、何が変わったのか?
第9章 T中学校物語のそれから
終章 学校は変われる、子どもは変われる
著者等紹介
木原雅子[キハラマサコ]
京都大学大学院医学研究科社会疫学分野准教授。1954年、長崎県諌早市に生まれる。医学博士。教育・指導方法の開発を専門とする教育実論家、社会疫学者。エイズ予防財団リサーチレジデント、カリフォルニア大学サンフランシスコ校リサーチコンサルタント、ニューサウスウェールズ大学客員研究員、長崎大学医学部助手、広島大学医学部講師を経て、現在に至る。現在、京都大学大学院で教鞭をとるかたわら、(一般財団法人)日本こども財団理事長、青少年教育社会問題研究所所長、NHK教育いじめ関連番組専門家委員、文部科学省生徒指導指導者研修会講師、文部科学省健康教育指導者研修会講師も歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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