出版社内容情報
なぜ反乱を起こしたか。領国の統治や一族の争いなどから、義弘の駆け抜けた時代に迫る。大内義弘(1356?1400)南北朝・室町時代の守護大名。
室町幕府を支えて大内氏の礎を築いた大内義弘。妙見信仰を重んじ、自らのルーツを朝鮮半島に求めて一族の結束を高めるも、応永の乱を引き起こし滅亡する。本書では、領国の統治や一族の争いなどから、義弘の駆け抜けた時代に迫る。
はしがき
序 章 室町幕府と朝鮮王朝のはざまで
第一章 大名への成長
1 多々良氏から大内氏へ
2 父弘世の時代
第二章 在京以前
1 幕府体制内へ
2 康暦の政変と大内氏の内紛
3 足利義満の瀬戸内海遊覧
第三章 幕府への貢献
1 明徳の乱
2 南北朝合体交渉
第四章 周防・長門の支配
1 大内氏の本拠地
2 都市の発展
3 交通の発展
第五章 支配領域の拡大
1 石見国への進出
2 安芸国への進出
3 豊前国への進出
4 海賊と倭寇
第六章 義弘の自己認識
1 在京中の意識
2 自己認識の形成
第七章 反 乱
1 反乱への道程
2 堺籠城
3 戦いの始まり
4 義弘の最期
5 反乱の真相
第八章 義弘亡き後
1 乱の余波
2 その後の大内氏
3 義弘の記憶
終 章 大内義弘という人物
参考文献
あとがき
大内義弘略年譜
人名・事項索引
平瀬 直樹[ヒラセ ナオキ]
2017年3月現在金沢大学人間社会研究域歴史言語文化学系教授
内容説明
大内義弘(一三五六~一四〇〇)南北朝・室町時代の守護大名。室町幕府を支えて大内氏の礎を築いた大内義弘。妙見信仰を重んじ、自らのルーツを朝鮮半島に求めて一族の結束を高めるも、応永の乱を引き起こし滅亡する。本書では、領国の統治や一族の争いなどから、義弘の駆け抜けた時代に迫る。
目次
序章 室町幕府と朝鮮王朝のはざまで
第1章 大名への成長
第2章 在京以前
第3章 幕府への貢献
第4章 周防・長門の支配
第5章 支配領域の拡大
第6章 義弘の自己認識
第7章 反乱
第8章 義弘亡き後
終章 大内義弘という人物
著者等紹介
平瀬直樹[ヒラセナオキ]
1957年大阪府生まれ。1986年京都大学大学院文学研究科博士後期課程国史学専攻研究指導退学。山口県文書館勤務を経て、金沢大学人間社会研究域歴史言語文化学系教授。京都大学博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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