出版社内容情報
教員養成段階及び初任者や、若年講師を対象に、社会的能力を身につけるための理論を解説、演習課題も掲載した教職関係者必携の一冊SEL-8Tとは、教師に必要な8つの対人関係に関するスキル、態度、価値観を育てるための心理教育プログラムである。本書では、このSEL-8Tを用いて、「気持ちの伝達」や「ストレスマネジメント」など14の具体的なテーマを取り上げ、教師や教師をめざす人が、子どもだけでなく保護者や同僚とより豊かにかかわるための“気づき”と“コツ”をわかりやすく解説する。
はじめに
序 章 社会性と情動の学習とは何か
1 社会性と情動の学習
2 教師に求められる社会的能力
A 基本的生活習慣
第1章 あいさつ
1 あいさつとは
2 あいさつの習得過程
3 子どもへのあいさつ
4 同僚教職員へのあいさつ
5 保護者や地域住民へのあいさつ
コラム1:小中学生対象のSEL-8Sでの“あいさつ”
第2章 時間と金銭の管理
1 時間と金銭管理の重要性
2 教師としての時間管理
3 教師としての金銭管理
コラム2:小中学生対象のSEL-8Sでの“時間と金銭の管理”
B 自己・他者への気づき、聞く
第3章 自己理解
1 自分を理解することの大切さ
2 自己に関する諸概念
3 自己理解の発達
4 教師としての自分の長所と短所への気づき
5 教師としての課題の克服法
コラム3:小中学生対象のSEL-8Sでの“感情理解、自己理解”
第4章 他者理解
1 他者を理解することの大切さ
2 児童生徒理解
コラム4:小中学生対象のSEL-8Sでの“他者理解”
C 伝える
第5章 気持ちの伝達
1 気持ちを伝える重要性
2 適切な言葉を用いた気持ちの伝え方
3 落ち着いて気持ちを伝える
コラム5:小中学生対象のSEL-8Sでの“気持ちの伝達”
第6章 断り方と頼み方
1 断ることの大切さ
2 断り方のポイント
3 頼むことの大切さ
コラム6:小中学生対象のSEL-8Sでの“断り方と頼み方”
第7章 電話でのコミュニケーション
1 電話の進歩
2 電話でのコミュニケーションの特徴
3 電話をかける
4 電話を受ける
コラム7:小中学生対象のSEL-8Sでの“ケータイ、スマホ”
D 関係づくり
第8章 関係開始
1 関係開始のスキル
2 子どもとの関係
3 保護者や地域住民との関係
コラム8:小中学生対象のSEL-8Sでの“関係開始”
第9章 問題解決
1 問題解決とは
2 教育場面での問題解決
コラム9:小中学生対象のSEL-8Sでの“問題解決”
第10章 説明や指示の聞かせ方
1 “学級崩壊”や授業不成立の改善
2 コミュニケーション成立のポイント
コラム10:小中学生対象のSEL-8Sでの“感情のコントロール”
E ストレスマネジメント
第11章 ストレスへの対処
1 教師のストレスマネジメント
2 ストレッサーを除去・軽減する(対処方略1)
3 認知的評価を変える(対処方略2)
4 ストレス反応を抑える(対処方略3)
5 ソーシャルサポートによる対処(対処方略4)
6 自分に適した対処
コラム11:小中学生対象のSEL-8Sでの“ストレスマネジメント”
F 問題防止
第12章 スクール・コンプライアンス
1 スクール・コンプライアンスとは
2 教育現場実践における不祥事
コラム12:小中学生対象のSEL-8Sでの“喫煙防止”、“薬物乱用防止”など
G 環境変化への対処
第13章 異動などの環境変化への対処
1 環境変化への対処の重要性
2 新しい仕事や環境に対するストレスへの対処
3 環境変化にともなう人間関係の構築
4 環境変化にともなう仕事上の対処
5 プライベート環境の整備
コラム13:小中学生対象のSEL-8Sでの“環境変化への対処”
H ボランティア
第14章 日常のボランティア
1 日常のボランティアとは
2 学校や日常生活でのボランティア
コラム14:小中学生対象のSEL-8Sでの“ボランティア”
終 章 社会性と情動の学習の活用に向けて
1 教師に求められる力
2 師の資質能力の基盤づくりとしてのSEL-8T
エクササイズ解答編
さくいん
小泉令三[コイズミ レイゾウ]
*2017年5月現在 福岡教育大学教職大学院教授。博士(心理学)。
山田 洋平[ヤマダ ヨウヘイ]
2017年2月現在 梅光学院大学子ども学部講師
大坪 靖直[オオチボ ヤスナオ]
2017年5月現在 福岡教育大学教育心理学講座教授
内容説明
SEL‐8Tとは、教師に必要な8つの対人関係に関するスキル、態度、価値観を育てるための心理教育プログラムである。本書では、このSEL‐8Tを用いて、「気持ちの伝達」や「ストレスマネジメント」など14の具体的なテーマを取り上げ、教師や教師をめざす人が、子どもだけでなく保護者や同僚とより豊かにかかわるための“気づき”と“コツ”をわかりやすく解説する。
目次
序章 社会性と情動の学習とは何か
A 基本的生活習慣
B 自己・他者への気づき、聞く
C 伝える
D 関係づくり
E ストレスマネジメント
F 問題防止
G 環境変化への対処
H ボランティア
終章 社会性と情動の学習の活用に向けて
著者等紹介
小泉令三[コイズミレイゾウ]
1955年生まれ。公立小中学校教諭を経た後、兵庫教育大学大学院学校教育研究科修士課程および広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。現在、福岡教育大学教職大学院教授。博士(心理学)
山田洋平[ヤマダヨウヘイ]
1982年生まれ。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(心理学)
大坪靖直[オオツボヤスナオ]
1961年生まれ。広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了。現在、福岡教育大学教育心理学講座教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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