どうすれば子どもたちのいのちは守れるのか - 事件・災害の教訓に学ぶ学校安全と安全教育

個数:

どうすれば子どもたちのいのちは守れるのか - 事件・災害の教訓に学ぶ学校安全と安全教育

  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年09月04日 18時05分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 204p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784623079131
  • NDC分類 374.92
  • Cコード C3037

出版社内容情報

「子どものいのちを守る」とは?「本当の安全・安心」とは? 大阪教育大学附属池田小学校の元・学校安全主任による渾身のレポート著者は,児童殺傷事件後の大阪教育大学附属池田小学校に9年間勤務し,学校安全主任を務め,安全教育のための授業の開発や安全な学校づくりを主体的に進めてきた。本書は,著者が同僚とともに実践してきた不審者対応訓練やIDカード等による学校安全対策,様々な「いのちの教育」の授業の事例などを通じて,これまで当たり前とされてきた「安全」についての考え方や方法を根本的に見直し,これからの学校安全と安全教育のあり方をさぐる。

はじめに



 第?部 事件・災害の教訓から学ぶ

第1章 児童殺傷事件後の学校安全と安全教育――大阪教育大学附属池田小学校に赴任して

 1 事件のあった学校への赴任

 2 厳しさ漂う「歓迎式」

 3 附属池田小学校の不審者対応訓練

 4 格闘する教師たち

 5 不審者対応訓練で犯した2つのミス

 6 下校時間の厳守と子どもの安全

 7 祈りと誓いの集い

 8 2005年度の卒業式

 9 2006年度の卒業式



第2章 教師にさすまたは必要なのか――子どものいのちを守る教師の役割

 1 「教師のいのちの重さ」への問い

 2 附属池田小学校児童殺傷事件で重傷を負った教師

 3 不審者を撃退した教師たち



第3章 事件や災害の教訓を「発信」するということ――発信された教訓と発信されない教訓

 1 寝屋川市立中央小学校の教師殺傷事件

 2 国内唯一の「安全科」

 3 教師たちの安全意識



 第?部 これまでの学校安全と安全教育の実態

第4章 学校安全の実態

 1 IDカードのもつ意味

 2 お金のかからない学校安全対策

 3 事件の教訓は生かされているか



第5章 安全教育の実態

 1 避難訓練のもつ意味

 2 防犯標語「いかのおすし」の落とし穴

 3 本当の安全マップとは

 4 連れ去り事件と安全教育



 第?部 これからの学校安全と安全教育にむけて

第6章 いのちの教育と子どもたち

 1 「いのちのバイスタンダー」(生命尊重)の授業【小学校高学年対象】

 2 「溺れかけた兄妹」(水難災害)の授業【小学校中学年対象】

 3 「阪神・淡路大震災の教訓から」(地震災害)の授業【小学校高学年対象】

 4 「釜石の奇跡に学ぶ」(地震災害)の授業【小学校高学年対象】

 5 「いのちの避難訓練」(火災)の授業【小学校中学年対象】

 6 「いのちの笛“たすけっこ”」(防犯)の授業【小学校低学年対象】



第7章 本当の「安全・安心」に欠かせないもの――笑顔で通える学校づくり

 1 子どもたちにとっての「安全・安心」とは

 2 子どもたちにとっての「本当の学校安全」に向けて?“学級崩壊”について

 3 子どもたちにとっての「本当の学校安全」に向けて?“いじめ”について



終 章 「私は,子どもたちのいのちを守ることができる教師になれるのでしょうか」

 1 附属池田小学校への訪問―いのちを守る教師になるために

 2 事件現場と“当事者”から得た教訓

 3 教訓を生かすこと



おわりに

松井 典夫[マツイ ノリオ]
2017年2月現在奈良学園大学人間教育学部 准教授