現代社会政策のフロンティア<br> 妻の就労で夫婦関係はいかに変化するのか

個数:

現代社会政策のフロンティア
妻の就労で夫婦関係はいかに変化するのか

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月19日 19時30分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 256p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784623078707
  • NDC分類 366.38
  • Cコード C3333

出版社内容情報

「近代家族」の矛盾を問い、「夫婦の危機」を探る。妻の回顧的な「語り」によるジェンダー分析。夫婦の関係性は、妻の就業状況によっていかに異なるのか。断続的な就業経験(正規、非正規、パートタイムなど)をもつ妻の就業状況に時間軸を取り入れ、権力関係変容のプロセスを分析する。本書は、「近代家族」に内在する矛盾を問い直し、非対称的なジェンダー・アレンジメント生成の過程を明確にする。なにより、「夫婦の危機」の発生を読み解くものである。

序 章 いま夫婦に何が起こっているのか
 1 「働くこと」と夫婦
 2 「働くこと」をめぐる夫婦間相互行為を問うことの意義
 3 本書の構成

第1章 夫婦関係研究の到達点と課題
 1 日本の「近代家族」研究に残された課題
 2 夫婦関係研究における問題設定の偏り

第2章 共働き世帯の増加と夫婦関係分析の視点
 1 1990年代以降の既婚女性の就労と夫婦関係の変化
 2 現代の夫婦関係をとらえる分析視点
 3 使用するデータ

第3章 既婚女性の「経済的依存」の実態
 1 妻の経済的自立への注目
 2 海外における「経済的依存」研究
 3 日本における既婚女性の経済的地位の把握
 4 日本における「経済的依存」状況把握の試み
 5 夫婦関係を「経済的依存」からとらえる意義

第4章 「働くこと」と夫婦関係に関する意識
 1 夫婦関係と妻の経済的自立
 2 妻が「働くこと」と対等な夫婦関係についての知見
 3 首都圏在住女性の意識
 4 「働くこと」と対等な夫婦関係を妻はどう見ているのか
 5 自身の就業経験による夫婦の対等観の違い

第5章 平等志向夫婦における妻の労働市場からの退出
 1 なぜ妻が離職するのか
 2 23組の夫婦への聞き取り調査
 3 3つの次元の権力作用とその規定要因
 4 残余部分でなされる妻の「自由な選択」

第6章 妻の離職と夫婦関係の変容
 1 妻たちのライフストーリー
 2 妻から見た夫婦関係の激変
 3 妻の権力経験と夫の無自覚

第7章 妻の再就職と夫婦関係の再編
 1 脱専業主婦への挑戦
 2 再就職が夫婦関係にもたらしたもの
 3 妻の再就職が意味するもの

終 章 ジェンダー・アレンジメント変革への内なる挑戦
 1 縦断的アプローチから見えてきた夫婦の権力関係
 2 つくられた妻の「自由な選択」
 3 「働くこと」の意味
 4 1990年代以降の夫婦が直面する課題

引用文献
あとがき
人名・事項索引

三具 淳子[サング ジュンコ]
著・文・その他

内容説明

夫婦の関係性は、妻の就業状況によっていかに異なるのか。断続的な就業経験(正規、非正規、パートタイムなど)をもつ妻の就業状況に時間軸を取り入れ、権力関係変容のプロセスを分析する。本書は、「近代家族」に内在する矛盾を問い直し、非対称的なジェンダー・アレンジメント生成の過程を明確にする。なにより、「夫婦の危機」の発生を読み解くものである。

目次

序章 いま夫婦に何が起こっているのか
第1章 夫婦関係研究の到達点と課題
第2章 共働き世帯の増加と夫婦関係分析の視点
第3章 既婚女性の「経済的依存」の実態
第4章 「働くこと」と夫婦関係に関する意識
第5章 平等志向夫婦における妻の労働市場からの退出
第6章 妻の離職と夫婦関係の変容
第7章 妻の再就職と夫婦関係の再編
終章 ジェンダー・アレンジメント変革への内なる挑戦

著者等紹介

三具淳子[サングジュンコ]
1952年生まれ。2008年一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。2013年博士(社会学)一橋大学。日本女子大学現代女性キャリア研究所客員研究員・明治大学他兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。